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東京の“ がっかり名所”、ナンバーワンは忠犬ハチ公

2016年 2月 27日14:48 提供:新華網日本語

  

  日本で地方の人が東京に行くと、たいてい有名スポットを訪れる。しかし実際の景観が思っていたものと違うことがよくある。日本J-TOWN研究所が2015年10月16日~2016年2月15日の期間、東京でがっかりした有名スポットについて調査を行った(有効回答663票)。結果は以下のとおり。

  第1位は渋谷の忠犬ハチ公。ハチ公は秋田犬で、飼い主は東京帝国大学農科大学校教授の上野栄三郎博士。上野博士は1925年、大学で講義中に急に脳溢血で亡くなった。ハチ公はその後約10年間、渋谷駅で毎日、帰らぬ上野博士を待ち続けた。

  このハチ公物語はやがて人に知られるようになり、1934年、「忠犬ハチ公」の銅像が渋谷で建てられた。しかし、戦争に入るとこの銅像は他に用いるため撤去された。それが1948年、2代目のハチ公像が造られた。これが現在のハチ公である。

  ある人は、ここはハチ公がつらい思いをして主人を待っていた場所であり、観光スポットとして扱うべきではない、と考えている。また渋谷では毎日多くの人が待ち合わせをしているため、ハチ公の姿はあまり目立たない。その向かいにあるスクランブル交差点に比べて、ごく普通の存在といえる。

  

  第2位は六本木ヒルズ。港区六本木6丁目にある複合施設で、54階建ての森タワーをメインとして2003年に開業した。しかし最近、大阪に60階建ての「あべのハルカス」が開業したこともあり、この頃ではあまり注目されなくなってきた。そのことが多くの人ががっかりする原因かもしれない。

  

  第3位はお台場である。東京臨海副都心地区にあり、フジテレビやパレットタウン、大江戸温泉物語など、若者に人気の施設が集っている。ただ開発途上のエリアのため整備が不十分であり、中心部からの交通手段も多くなく、エリア内の移動には苦労する。ただ2020年に東京オリンピックが開催されることから、今後の更なる開発が期待されている。

  

  第4位は秋葉原電気街。千代田区秋葉原駅周辺に広がる電気街だが、近年はAKB48劇場やメイドカフェの方が有名だ。街にはゲームセンターやホビーショップ、アニメショップなどが建ち並び、サブカルチャーの街として発展を遂げている。今や東京でもっとも活気のある街という人もいる。しかしここは中国人の「爆買いスポット」の本場でもある。あまりの混乱のため、中に入れない人が数多くいるかもしれない。

  (チャイナネット)