上海市観光局や精神文明建設委員会弁公室などはこのほど、観光マナー向上に関する宣伝イベントを開催した。同弁公室の担当者が、年内に「上海市観光客非モラル記録管理弁法」の検討·制定を行う予定であることを明らかにした。

　同法には航空会社、旅行社、ホテルなどと連動して観光客の非モラル行為について通報、責任追及を行う体制を構築することが盛り込まれる。また、関係各所と協力して、非モラル行為者に対する法的処分を行うとともに、その責任追及制度を制定する。

　さらに、観光ツアー団体の評価制度を整備し、非モラル行為にかかわったガイドに対して職務停止、降格などの懲罰を加えること、マナーを順守した観光客を報奨し、マナーの悪い観光客の国外旅行申請を認めないといった賞罰制度の継続も盛り込まれている。

（編集：章坤良）