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ラーメン自動販売機営業許可獲得 29日に再登場

2018年 5月 31日9:18 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 去年の10月末、自動ラーメン販売機というものが上海に登場した。わずか45秒で熱々の出来立てラーメンを提供できるので、すぐに人々の注目を浴びた。しかし、食品営業許可の範囲外という理由で監督機構から営業停止の処分を受けた。

 このほど東方ネットがラーメン自販機の運営者である上海噜逗餐飲管理有限公司に取材したところ、当社は5月18日に新たな食品運営許可を獲得し、29日以降、自販機を続々と市内の各所に設置していく計画であることが分かった。

 29日の9時半、1台のラーメン自販機が欧陽路196号にある工業パークに登場した。パークに勤める人々は興味津々でさっそくこの自販機を使ってみた。

 まず、「重慶豌雑麺」、「サーロイン麺(極品皇朝牛腩麺)」、「牛肉麺(金湯肥牛麺)」、「北海道武蔵ラーメン」の4種から食べたいものを選び、スマホで決済する。するとすぐにラーメン作りが始まり、たった45秒で取出口から熱々の出来立てラーメンが出てきた。価格は9.9元から15.8元となっている。

 運営者の話によると、この機械は冷凍麺を蒸気で解凍し、熱湯で急速に加熱する仕組みとのこと。このため営業許可証に書かれた営業内容も、「食品販売経営者(自動販売、小売など)」から「熱食類食品の制作、販売(簡単加熱)」に変更となった。

 会社では休業の後、約半年かけてリスク評価や消毒場所の確保に努め、今月18日に関連部門から新たな営業許可証をもらった。そして今年9月までに学校、病院、工業パークなどの人の密集する所に100台の自販機を設置する計画とのことだ。さらに上海以外では、アメリカのシリコンバレーにも進出しようとしている。現在はテスラの本部とすでに契約を締結し、マイクロソフトとも交渉中とのことだ。

 食品の安全性を確保するために、会社は監督機構のアドバイスに基づいて「中央厨房」という機械部品消毒センターを設置した。「中央厨房」ではマスクを付けて帽子をかぶったスタッフが、スポンジに洗剤を付けて一つ一つ丁寧に部品を洗う。そして洗った部品を超音波洗浄機で二度洗浄し、最後に消毒機に20分間放置してからラップをする。お湯の注水口とシリカゲルチューブは、それぞれ1日1回、1か月に1回の頻度で回収するとのことだ。

(撮影:範易成)