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今後アジアの経済成長の中で、中国との交流は最重要
2012年 3月 27日14:23 / 提供:
東方ネットのインタビューに応じる溝畑宏・観光庁長官

 東京霞ヶ関に位置する観光庁の廊下を通過したら、観光宣伝の印刷物のようなダンボールが両側にぎっしり並んでおり、夜6時過ぎても溝畑宏(みぞはた ひろし)観光庁長官の事務所の前で会見を待つ人たちが数組がいた・・・。

 昨年の未曾有の大被害をもたらした東日本大震災から1年経ったが、溝畑長官にとって依然課題山積しているようだ。

 多忙の中、溝畑長官は東方ネットの何継良・会長と会見し、東方ネットの利用者にメッセージを寄せた。

 

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東方ネットの何継良・会長(左)と握手する溝畑宏・観光庁長官 

Q:東日本大震災後の中国人の観光団の訪日状況はどうなっていますか?

A:まず、中国の皆さんにはこの間の支援・協力に対して、感謝の意を申し上げます。震災後の状況でございますけれども、皆さんがご心配せず、原発の事故の影響でございますが、昨年12月中にレーヨン停止状態に入りまして、おかげさまで、その後、大きな、徐々にマイクロシーベルト、ただ東京の放射線状況は0.05マイクロシーベルトで、これは実は中国、韓国の都市と比べて、低い数字で、福島の一部の地域を除いて、放射能レベルは安心状態にあるということをまず皆さんに申し上げたいと思っています。

 また、食べ物の安心・安全についても、農水省をはじめ、関係省庁が厳重な調査を完了しておりまして、皆さんに対しては、まったく心配の無い、安心・安全の食べ物が提供できるという状態にあるということをまず申し上げたいと思います。そして、またおかげさまで、昨年の11月以降は中国から日本に訪問される観光客の数は、11月、12月、1月いずれもその月の過去最高の数字になっておりまして、我々が観光の回復の中で、中国からたくさんの方が来ていたこと、これについて、本当にたいへん感謝して申し上げたいと思いますし、特に今年は日中国交40周年ということでございまして、スポーツ、文化、確実さまざまな分野で交流を行って、中国・日本との交流が拡大するにおいて、観光が非常に重要な役割を果たすというふうに考えています。

 また、今年はクルーザーの開通により、中国から観光客が非常に増えている程度でございます。われわれもできる限り、CIQこの体制を強化して、また、中国の方が快適に旅行できるように、中国語の案内板、また、中国の国営放送ホテルに入れるとか、そして、中国が快適に安心・安全に旅行できる環境を作って行きたいと考えております。いずれにしても、日本にとっては、今後アジアの経済成長の中で、中国との交流は最重要化でございまして、我々にとって、今年が、特に日中の交流が拡大する大きな年になるよう、観光として、我々は積極的に変わっていきたいというふうに思っています。

Q:観光として、日本国内のハイライト(セールスポイント)、例えばスキー場、温泉など簡単に紹介していただけませんか。

A: 中国の方にとって、やはり日本のこの時期は特に北海道、東北を中心とした長野ですね。はじめとした、やはり雪のスキー、そしてまた温泉。また、日本の場合、また美味しい食文化が食べ物、何よりも日本人がホスピタルティや、おもてなし心が強くございまして、そういう意味では、この時期は北海道とか東北のエリアが好きに楽しんでいただき。ただ、九州、沖縄ではゴルフとか、もしくは、沖縄ではマリンスポーツ、様々なスポーツが楽しみますし。本当に日本は北は北海道、南は沖縄まで、バラエティが富んだ気候と、そして美しい府道、そして、美味しい食文化、中国の方が満足できるものいっぱい揃えておりますので、ぜひ、震災後、元気になった日本に見に来ていただきたいというふうに思います。

 Q:先、美味しい食べ物に言及しましたが、具体的に、例えば日本のグルメ、ラーメンとか、おすしとか、一番お勧めしたいものは何ですか。

A: お勧めはやはり、健康っていうことを考えまして、やはり日本料理ですが、また、中国の料理を少しアレンジしました日本の中華料理。あと、日本のラーメン、これは地域によって、すごく特色があります。それぞれの地域はいろいろな味を持っていまして。そして、鍋物ですね、鍋もお勧め。そして、東北はですね、そば。そばは健康にもいいですし。後、果物も美味しいです。この時期のイチゴが一番美味しいです。そしてみかんも。

Q:今後の中国人の観光団増加の見通しについて、その対策はどうですか?

A: 実は2010年の141万から、東大震災の影響を受けて2011年の104万に減りました。ただし、昨年の11月から、今年1月まで、非常に過去最高の月当たり、各最高の数字を示しております。これは、昨年我々が行われました個人ビザの緩和、沖縄の個人マルチビザ、こういた物の影響もありますし、特に今年は日中国交40周年、また、政府としても積極的にCIQの体制の強化、ビザの緩和、また、羽田、成田空港の国際化の推進など、そして、また各今、自治体においては、中国語のガイドブック、マップ、ホームページ、ホテルの表示などを含めて、中国の方が楽しく、快適に旅行できるための整備を区に上げて取り組んでおります。我々としては、過去最高の多くの数の中国の方が日本を訪問されることをお待ちしていますし、今年も中国が日本にきてもらうことだけではなく、日本が中国に行って、この中国・日本との国交40周年という交流を拡大、進めたいと思っています。

Q:最後に、うちの東方ネットは中国語版、日本語版、英語版もあるだし、上海で最も影響のあるサイトですが、そして、きょう、人民日報海外版日本語版を担当する方もいます。インターネット利用者そして、人民日報海外版日本語版の読者に対して、一言メッセッジをお願いします。

A: 東方ネット、また人民日報海外版日本語版の愛読・利用される皆さんにまず、東大震災以降の皆様のご支援・ご協力に対して、深く感謝を申し上げたいと思います。今年は中日国交40周年であります。皆さんと是非交流を深めて行きたいというふうに考えております。日本はこれから桜のシーズンを迎え、皆さんが十分に満足していただける食べ物、そして、文化、スポーツ、温泉など様々な魅力ある物を用意して、皆さんの来られることをお待ちしております。シェシェ(謝々)  

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記念写真におさまる何継良・会長一行

 会見終了後、何会長は感謝の意を表すると同時に、震災後の立て直す作業及び観光事業の新たな発展を祈る。並びに、中日国交正常化40周年にあたり、中日両国の弛まぬ協力と交流を強化させていくと期待の言葉を述べた。

(聞き手:章坤良)

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