上海解放戦役を語る動画「Witness a New Dawn」 第2話「旧上海の終末」

2021-5-28 15:30:38 来源:東方網

 解放戦争は、1946年6から1949年9月まで、中国共産党の軍隊(人民解放軍)と中国国民党の軍隊の間で戦われた内戦である。当時中国最大の都市だった上海は、1949年5月27日に解放された。今年は上海解放72周年に当たり、これを記念して、上海解放戦役の歴史を語る動画「Witness a New Dawn(新たなる夜明けを迎える)」(全6話)が放送されている。上海に25年住んで、近代上海の歴史を研究するアンドリュー·フィールド教授がナレーションを担当する。

 第2話は「旧上海の終末(中国題:旧上海的末日)」。1946年、第二次世界大戦は終わったばかりで、中国経済はまだ回復していない中、国民党軍は停戦協定の「双十協定」を破棄し、解放区を攻撃して内戦を始めた。国民党政府は国のほとんどの資金を戦争に投入したため、通貨の大量発行によって激しいインフレーションを招き、民衆の支持を失った。上海では一般大衆が貧乏で辛い生活を送っていたが、そのいっぽうで、国民党政府はひそかに上海からゴールドを持ち出し、撤退の準備を行っていた。動画は当時上海に住んでいたアメリカ人ジャーナリストらが撮った写真や映像などを通じて、解放戦役前の上海の様子を伝える。蘇州河に貧民たちのサンパン(平底の木造船)が並び、黄浦江に外国の軍艦が停泊していた……。

(編集:王笑陽)

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