上海解放戦役を語る動画「Witness a New Dawn」 第１話「解放」

　解放戦争は、１９４６年６から１９４９年９月まで、中国共産党の軍隊（人民解放軍）と中国国民党の軍隊の間で戦われた内戦である。当時中国最大の都市だった上海は、１９４９年５月２７日に解放された。今年は上海解放７２周年に当たり、これを記念して、上海解放戦役の歴史を語る動画「Witness a New Dawn（新たなる夜明けを迎える）」（全６話）が放送されている。上海に２５年住んで、近代上海の歴史を研究するアンドリュー·フィールド教授がナレーションを担当する。

　第１話は「解放（中国題：解放）」。上海市街地を流れる蘇州河を中心とするエリアで、共産党の軍隊と国民党の軍隊との間に激しい戦闘が起こった。蘇州河の南岸はすでに解放されていたが、国民党の軍隊は蘇州河の北岸にある高くて頑丈な建物を防衛拠点として最後の抵抗をした。その一つが河滨大楼（Embankment Building）という当時極東最大のマンションと言われた建物だ。この中には３００名の外国人を含め、１０００人以上の住民がいた。アメリカのジャーナリスト、ハリスン·フォルマンもその一人だ。戦闘を目撃した彼が一番驚いたのは……。

(編集：王笑陽)