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第二十八回 寧波、ブランド都市目指す
2003 -8 - 11   14:50

  近代服装の発祥地である寧波は、オリジナルブランドで衣料品の内外市場開拓を目指している。

寧波には中国を代表する「ヤンガー」「杉杉」「羅蒙」があるが、それ以外にも自社ブランドで市場開拓を進めている企業が多い。金コ水市長は寧波衣料産業の特徴について、「多様なブランド、企業の集約化、市場の国際化」を挙げている。例えば、ビッグ3社に続くブランドとしては「洛茲」「太平島」「培羅城」などがある。

現在、同市には民営企業を含めて衣料、縫製業者は2,000社以上を数え、年間生産量は14億点である。企業数では中国全体の5%程度であるが、生産量は12%を占める。多くは中小工場であるが、売上高で1,000万元を越える企業は80社もある。同市が進めてきた集約化の成果(金市長)という。

寧波繊維産業の歴史は7,000年前までさかのぼる。中世には海上の「シルクロード」としても重要な位置を占め、近代になってからは中国で初めて紳士服を生産し、中山服を生み出した。同市は川上産業から川下産業までの生産、流通構造で弱点もあるが、「国際的なブランドメーカーなどとも連携して、世界市場で確固とした地位を築きたい」と金市長は語っている。

                                 ( 章坤良 )

 

 
 
 

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