上海で人件費が高騰、繊維業界にとって優秀な人材は「高嶺の花」となりつつある。上海における外資系繊維企業の中国人従業員の賃金は、すでに月3,000(約五万円)に達し、管理スタッフに至っては8,000元になっている事実が明らかになった。外資系企業の相次ぐ進出で、熟練労働者、管理スタッフのハンティングも活発になっており、給与は上がる一方である。また、福利厚生のサービスにも力を入れないと、優秀な人材が得られないということで、人件費コストはうなぎ登りとなっている。こうした外資系企業の進出だけでなく、ローカル企業も優秀な人材を求めており、人材が不足するようになった。
(章坤良)
|