昨今、上海東華大学敦煌服飾文化センターが発足した。ここの研究課題は敦煌学と歴代の服飾研究。敦煌の彫刻や壁画、それに出土品などに描かれた衣服を参考に、当時の衣料素材から化粧、人物造形などを研究することにある。
同センターと提携した中国敦煌研究院院長の樊錦詩さんは、「敦煌を研究するとデザインや刺繍柄などの開発のヒントが得られ、現代の衣料ファッションに生かすことができる」としている。
敦煌の研究を続けてきた彼女は、「敦煌は約1000年の歴史を有するが、それぞれの時代によって衣服の素材も異なり、ファッションも変化している。ここから現在のファッションが学ぶべきことは多い」としている。
(章坤良)
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