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第十五回「中国服装名城」目指す温州市
2003 -4 - 7   15:50

  温州市は市場経済の最先端に立ってきた誇りもあり、「中国服装名城」を目指すことになった。

服装名城」を目指す根拠としては、温州の「荘吉」「華士」「夏夢」がイタリアのミラノやニューヨークにデザインルームを設けたこと、華士服装が日系企業との取り組みで加工賃50ドル以上の高級心服のオーダーを受けたこと、夏夢グループの3兄弟が、イタリアの「ゼニア」の投資を受け入れる決意を表明したことなどが挙げられている。

これまで日系企業との取り組みでは、加工賃が10ドル前後の低価格紳士服が中心であった。それが最近になって、華士服装が高級紳士服を数千着受注した。そして、別の日系企業も1着10万円以上の背広の縫製基地を温州に移転することを検討、高級紳士服の生産基地として温州の評価が高まってきた。

一方、温州のアパレル企業の上海進出も目立つ。昨年9月に上海南京路に中国最大のアパレルブランド専売店「美特斯邦威」がオーブンしたが、オーナーの周成建氏は温州妙果寺で衣料品の卸売りに携わっていた。同氏は「美特斯邦威」ブランドの紳士服をチェーン展覧、現在では中国全土で700店以上のチェーン店を有している。

「金泰・温州服装市場」も温州を代表する服装市場で、婦人服から子供服、家庭用品まで販売している。2,000店舗が売り場をもち、毎日1万人以上がこの市場に買い物に来る。オープンして1年余であるが、オーナーの黄麗華さんは、第2期の事業として売り場面積5,000平方メートル、3,000店舗収容する高級服装城の建設を計画している。

  さらに黄さんは、国内外のファッションデザイナーや大学の専門家などと共同で服装デザインセッターを設立する計画も立てており、同時にデザインから加工に至る能力を持った輸出用の「服装加工ゾーン」の開発も構想している。                                  

                            ( 章坤良 )

 

 

 

 
 
 

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