2002年11月中旬に上海の西部に大型のファッション市場、「曹家渡服飾市場」が誕生した。
これは上海邦富経済貿易有限公司が2,000万元(約3億円)を投入して建設したもので、総面積1.6万平方メートルに630店のテナント(1店舗当たりの売り場面積は6〜7平方メートル)が入居できる。
曹家渡服飾市場は七浦路、襄陽路服飾市場に次第にでスケールが大きい市場で、露天市場の襄陽路服飾市場に比べるとエアコンやエスカレータなども完備されていることから、第3の市場として発展すると期待されている。
同公司の王元静企画担当は、「すでに契約率は80%に達しており、予想外の好調」としている。店舗の大半は浙江省や江蘇省など上海近隣に所在するアパレル企業だ。「海螺」や「七匹狼」「ピカソ」など国内の有名ブランドの展開も見込めるとしている。
しかし、オープンから1週間の売上高は、期待したほど上がっていない。これは同市場の存在がそれほど知られていないためとされている。しかし、「上海西部地域は金持ちが少なく、高額商品は売れない」との声も出ている。
なお、同市場は500台が駐車可能な駐車場を備えていることから、広い地域から顧客を誘引できるとしている。
(作者:章坤良)
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