1、標準体重について
自分の体重をチェックする現在、肥満度を知るのによく使われているのが、身長と体重の関係から算出されるBMI係数です。このBMIは以下の算式から出されます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗 肥満度(%)=(実際の体重ー標準体重)÷標準体重×100
標準体重=22×身長(m)の2乗
日本肥満学会による肥満の判定基準
判定 |
やせ |
ふつう |
過体重 |
肥満 |
肥満度 |
-10%未満 |
-10%以上+10%未満 |
+10%以上+20%未満 |
+20以上 |
BMI |
19.8未満 |
19.8以上24.2未満 |
24.2以上26.4未満 |
26.4以上 |
2、体脂肪率について
太っているかどうかは、体内の脂肪の量で決まります。この脂肪の量の事を体脂肪率といって、体重に対する脂肪の量を%で表します。たとえば同じ体重の人でも、一方は筋肉もりもりの人で体重80kg。また一
方は、明らかにぽちゃっとしていて80kg。この2人は、体重は同じでも体の脂肪の比率は全く違います。前者は肥満とはいいません。このように肥満を語る上で、とても大切な概念に、『体脂肪率』があげられます。体重的には、BMI係数が24までの肥満とはいえない人でも、体脂肪率をはかると30%を越えてしまう人がいます。このような人がいわゆる『隠れ肥満』といって内臓に脂肪がたまってしまった人が多いようです。この内臓肥満型の人は糖尿病や高血圧症などなど生活習慣病を引き起こす可能性が高い人です。注意が必要です。
体脂肪率の目安
判定 |
標準(ふつう) |
軽度肥満 |
肥満 |
体脂肪率 |
25%〜30%未満 |
30%以上35%未満 |
35%以上 |
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