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精進料理―功徳林

2003 -1 - 6   15:19 )

 「精進料理」といえば、日本人なら京都あたりのお寺で出される純和風なものを想像しますが、中国には中華料理風の精進料理があります。上海で有名な精進料理店といえば「功徳林」。店の入れ替わりの激しい賑やかな南京西路に位置するものの、100年もの歴史を誇る有名店です。
 功徳林の玄関を一歩入ると、大きな等身大の「弥勒仏」が出迎えてくれます。中国人は弥勒仏のその穏やかな微笑みを見て自分や家族が楽しく生活できるようお祈りをします。
 出てきた料理を一見すると、普通の中華料理同様何でも入っているように見えますが、そこがコックの腕の見せ所。実際には肉や魚に見えるものの全てが野菜で作られています。
 功徳林の名物料理はいくつもありますが、以下の料理は特にお店の自慢料理だそうです。
 先ずは「功徳ハム」(18元)と「掛炉焼鴨」(15元)。まさしくハムや鳥の料理に見えますが実は湯葉で出来ています。「羅漢堡」(38元)はマッシュルーム、椎茸、エノキタケ、タケノコなどのうま煮。「翡翠魚片」(40元)はフクロタケというキノコを使った料理です。この店では、天然のフクロダケを使用しているため、肉厚で歯ごたえもしっかりしています。さて、前菜が済んだら上海ガニはいかがでしょうか?「功徳林」には蟹味噌を使った料理も揃っています。見た目も味も本物の上海ガニを使ったものと遜色ありませんが、実はカボチャで出来ています。このほか、中華料理に欠かせないチャーハンもありますが、卵の代わりに薄い黄色のタケノコやグリーンピースやマッシュルームが使われ、彩りを添えています。
 中国の精進料理は中華料理をもとに作られているので、多少油っぽく、また味付けも濃いめですが、中華料理同様長い歴史を誇る精進料理を味わってみるのも、良い思い出になるかもしれません。

基礎データ

住所

中国上海市南京西路445号

電話

6327-1532

営業時間

6:30〜9:30、11:00〜14:0017:00〜21:00

日:

無し

 
 
 

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