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西と東、どちらに住むか?
2002 -12 - 23   17:28 )

上海に来て住居を探す場合に少々悩む事があります。浦西と浦東、どちらに住むかという選択なのですが、昨年森ビルがグランド・オープンした後では結構深刻に考えてしまいます。勤務先が国貿中心、瑞金ビル、ポートマン等に限られていた1年前なら、住む場所も古北や虹橋周辺以外に選択の余地があまり無かったのです。ところが古北や虹橋周辺から浦東の森ビルに通うと、空いていれば30分で行くとはいえ、延安高架の入り口付近の渋滞に巻き込まれると予想外に時間が掛かります。また往復30元の通行料が上乗せされるタクシー代も毎日の出費では無視できません。

それでは浦東に住んでしまえば良いのですが、西の虹橋開発が一段落着いた10年前、現在の森ビルや東方明珠周辺は鶏や山羊が走り回っていたのです。従って西の古北に相当するマンションは、明城花園など極限られた場所にしかなく、「住みたくても物件が無い」と言う状況でした。去年、南浦大橋の近くに日系企業が開発したツインタワーの大規模マンション(東櫻花園)が完成し、その周辺でも幾つか物件が選べるようになったので、勤務先が東なら別に西に住む必要は無くなったといえます。

ただ買い物の利便性やコミュニティを考えると、今だ、東には住むことを躊躇する人が多いのも事実です。実際、会社が森ビルに移ったのを機会に東の新築マンションに越した人でも、何か理由をつけては日が暮れると毎日のように西に遊びに来る方も見受けられます。実感として淮海路辺りだと天気さえ良ければぶらぶら歩いても気持ち良く、徐家匯のデパートまでなら地下鉄で行ってみようという気にもなります。ところが浦東はほんの近所へ行くにも車の必要性を感じ、広過ぎる道ひとつ横切るのも駆け足になってしまうのです。

もちろん浦東もあと数年でもっと落ち着いた街になるとは思います。また新空港ができると人の流れも更に変わるでしょう。西でも東でもこのダイナミックな変化こそ上海の魅力ではないでしょうか。

 
 
 

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