ニュース 上海概観 生活情報 ビジネス情報 留学
 
トップページ>>ニュース>>国際評論
 
安倍氏の新しい考え「中日の戦略的互恵関係」(4)
2007 -2 - 17 15:15

記者:劉波

 不確定なところ

 微笑みはすでに出した。しかし、小泉時代の中日「政治冷淡」の局面の影響は、やはりすべて消えていない。日本はかつて連続11年中国最大の貿易相手であった。しかし、2004年からEU、アメリカの後に下がり、第3位となった。中日の貿易額は中国対外貿易総額の中で占める比重がある程度に下がった。関志雄氏によると、二つのとても近い貿易大国にとって、これはとても不正常の現象であるという。

 また関氏によると、エネルギー、環境などの点でも、もし政治的要素の影響を受けなければ、中日はもともと更に多くの科学技術協力を行う可能性がある。このほかに日本の民間も、中国人の日本行きの手続きを簡略化することを希望しており、中国観光客がもっと増えれば、観光業も盛んになると考えている。

 中日関係は良い方向に進んでいるが、アナリストによると、安倍政府は外交面で、まだ不確定的な政策がある。日本の右翼的な有権者の平和憲法改正と軍事大国化推進に迎合するため、安倍氏は小泉氏の政策より急進的になる可能性があるという。

 酒井誠氏は、現在の良い状況が続くことが願いだという。「両国政府は、両国関係をちょうど回復期にある病人と見て、大切にすることを望む。この期間に論争と問題もある、あるいは偶発的事件があっても、両国の政府のメンバーが頭脳明晰さを維持し、いったん問題が起きても、大きくしないことを望む。そうすれば、中日友好の流れは必ず発展できる。このことは、日本国民も歓迎するはずである」という。

 また、米国の要素も軽視してはいけない。金煕徳氏によると、アメリカは小泉時代の日本のやり方に対して、とても不満で、最近、中日関係の改善に対して、アメリカも好感を持っている。しかし、将来、中日関係が急速に、近づきすぎると、アメリカは東アジアでの主導的地位を維持するために。関与してくる可能性があるという。

(実習編集:周生傑)

関連記事:

安倍氏の新しい考え「中日の戦略的互恵関係」(1)

安倍氏の新しい考え「中日の戦略的互恵関係」(2)

安倍氏の新しい考え「中日の戦略的互恵関係」(3)

 
 
 

このウェブサイトの著作権は東方ウェブサイトにあります。掲載された文字や画像などの
無断転載は禁じられています
本ページにについてご意見やご感想はtoukou@eastday.comまでお送りください