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第100回の「広交会」から「広交会」の将来を展望
2006 -11 - 9 15:24

董晨悦

 

このごろ、広州交易会は順調に閉会した。中国における世界に知られている広州交易会は既に、百回も過ごした。今回、里程標という意義がある第100回はその特徴を守ると同時に、いくつかの重要な変革が現れた。ここで、その変革から広交会の今後を展望しよう。

 

1、参会メーカーと地区やブース数と展覧面積及び延べ人数などの数字面から見れば、懸念なく再度に新記録を樹立した。昔と違い、専門的な展覧会が林立している今日におけて、総合的な展覧会とする広交会は更に多くの競争を直面している。現在、国内で今後さらに市場の需要を満たしていくためには、フランクフルト、ミラノなどの一流業界別の国際専門展示会のように、広交会を一年で4期に分けて開催し、毎期色々な分野における専門展を開催していく形を取っていくべきではないかという声などもあった。しかし、広交会は世界で唯一の国際的に有名な展示会として、長い歴史的な基礎が有り、更に高い要求、高い標準に基づき、広交会は世界展覧会業界での地位が取って代われないのである。

2、出展企業の主体から見れば、三つの段階が経てきた。計画経済体系の時代に、出展企業は既に対外貿易領域を独占した国有対外貿易企業であった。改革開放後、国有のほかには、民営、三資企業も参加することができるようになり、多元化の局面となった。今回、注目されたことは、ずっと調達商としての海外企業の内に、52社が出展企業として広交会に参加した。グローバル化と目指す広交会は海外企業を出展企業として招いたことを通じて、質的な進歩を完成した。

3、広交会の展示ブースの配置方法からも、この展示会における発展の方向性などが窺える。調和の取れた社会を築くために、資金をどれだけ出せるかで出展を決定するのではなく、その年の輸出額やその他の参加基準に従って出展企業を選出したり、中国西部や発展の遅れている地区の発展を促進するため展示ブースの配置に関して優遇策を取ったりしている。また、引き続きブランド企業のブースを拡大すると同時に付加価値の高い企業、自主開発能力及び技術イノベーション能力を持った民営?中小企業のブース拡大も進め、これを通して全体のバランスを保っている。また、特に工業製品の中でも家電などのような軽工業から機械設備などの「中国製」重工業製品のブース設置を優先させることで産業構成のレベルアップや、国際競争力と知名度のアップを図ろうという姿勢が窺える。この三つの配置方法からは、充分に社会主義制度の優越性を現した。

 

 来年、そして更に政府は、第101回以降、中国の対外貿易戦略転換、つまり対外開放の新たな状況によりよく適応し、輸出を拡大し、輸出を増加し、輸出入の調和とバランスの取れた発展を促進するため、広交会を「中国輸出商品交易会」から「中国輸出入商品交易会」に改称する。なんとなく更なる発展を目指している広交会は更に世界の目を集めていくであろう。

 

 
 
 

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