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調和の取れた社会を構築する「民心の基礎」上海の一連の社会保険政策が実施された記録(二)
2006 -9 - 30 14:46

社会保障は調和的なメカニズムである

 社会保障は百年の大計であり、決して便宜的な計画ではない。上海は中国経済改革という大きなバックグラウンドの下に、前世紀90年代から、社会主義市場経済に基づく社会保障体系を徐々に建設して来て、「第十一次五カ年計画」で、基本的な形を作ることを目指している。韓市長は今年8月、人民代表や政治協商会議委員と座談した際、「現在、上海の社会保障体系は基本的にフレームになった。この大システムは対象から言えば、『都市保険』『鎮保険』『農業保険』『総合保険』がある。内容で分けると、養老保険、医療保険、失業保険、生育保険、労災保険など五つある。形から見れば、社会保険、社会援助、社会福祉、社会慈善などがある。これらの保障は、幅広い市民の日常生活と利益と関わる各方面に及ぶ」と指摘した。

 上海の社会保障体系は中国の国情と上海市の特徴によって形成された。上海の「第十一次五カ年計画」によると、上海の社会保障は幅広い保障を実現し、つまり、「第十一次五カ年計画」末までに、上海市民の各種基本社会保障のカバー率は98%前後に達すると明らかにした。

大衆が最も関心を持ち、最も直接、最も現実的な利益から着手する

 上海の社会保障体系は過去を引き継ぎ、秩序を持って徐々に前に進んでいくものである。上海市の指導者は民情を深く細かく理解し、人々の意見と心を聞き、専門会議を何度も開いて、細かく研究し、「人民大衆が最も関心を寄せ、最も直接的で、最も現実的な利益問題から出発する」ことを明確にし、難題を解決して、弱者層、生活困難層を重点に関心を寄せるようになった。

 上海は1993年以来、14年間連続して、職員の最低賃金を調整し、平均の年間増加率は12%前後に達した。また、上海は養老年金を14回調整し、都市・村住民の最低生活保障基準を10回調整した。だが、全体から見れば、こうした人々は依然として、社会における生活困難な人々で、傾斜的な政策が必要だ。保障のない高齢者、職員の遺族など社会保障のない人の保障問題を解決することは、そうした人々の生活の質を改善するだけでなく、すべての家庭の生活の質を高め、調和の取れた社会により広い基礎を作った。ここ数年、上海は都市の実情に対して、就職困難な人に公益的な職場を用意した。こうした人々は上海市に18万人いる。職があるにもかかわらず、収入は相対的に低いが、政府は自力で生きる労働者の待遇を高め、「労働の楽しみを味わせて」、より心地良い気持ちになってもらう。

(編集:曹俊)

 
 
 

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