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日本の元首相・羽田孜氏と対話 首相は靖国神社参拝を停止すべき(下)
2006 -8 - 24 15:36

記者:私はちょうど日本から帰ってきて、ある感じを持っている。様々な原因のため、現在一部の日本の人々は中国に対して理解していない点があり、信用しない感情があって、人々を憂慮させている。

羽田:そのような点は一部の人の間に確かにあり、国粋主義の良くない感情の人も一部いる。特にある政治家グループは、ひたすら自分の方便と利益によってコロコロ変わる。しかし、より広範な人々は、自分の考え方で、中国を理解して、やはり中国に対して好感を持っている。

記者:現在の中日の膠着状態を見て、あなたは何か提案があるか?

羽田:私はかつて韓国の金大中大統領、マレーシア首相とこの問題を討論したことがある。一致した意見は、中日韓の三国が協力してこそ、よりアジアの発展を進めることができて、強大になれる。その他にも、ある人は中国と韓国は、立場を変えてお互いに考慮する必要があると言う。あの戦争は、中国、韓国に迷惑をかけただけではなく、インドネシア、さらにタイ、マレーシア、ミャンマー、フィリピンなどの国にも迷惑をかけた。私達は一方的に国粋主義を重視するよりも、双方の立場を考慮し、お互いに思いやって、共同的に発展することが大切である。

記者:あなたはかつて他の首相経験者と共同して、小泉首相に靖国神社参拝の継続を止めるよう求めたが、これはどんな考えからか?

羽田:小泉首相は私の後輩で、公けの場での批判ではない。直接に本人と率直に私の意見を言った。小泉首相は絶対に悪人ではない。彼の父親とは私も友達で、彼の母親も大学の先輩だ。こうした点からして、私と小泉首相を知っているし、理解してもいる。靖国神社参拝と他国の関係を考え、その上、再度戦争になる可能性があるかどうか分らない。だから私はできるだけ参拝を避けるように言った。

記者:あなたが議員だった時、参拝したことがある。あなたから見て、首相の在任中と首相の在任中でない参拝とに、どんな区別があるか?

羽田:もちろん、首相になったら参拝すべきでない。首相は他国が特別に問題している事はすべきでないのだ。

記者:あなたの靖国神社に対する理解は特に傾聴に値すると思う。靖国神社はもともと一般人にどんな印象を持たれていると思うか?

羽田:戦死者の霊を祭るところで、人々がお参りする。私は車でそばを通るとき、いつも頭を低くする。A級戦犯、戦争の発動者を参拝すべきでない、普通の戦死者を哀悼することはできる。

記者:小泉首相の後の日本の首相も、参拝するようになるのか?

羽田:そう、参拝する可能性がある。安倍晋三氏は、そのような考えがあるかもしれない。福田氏は比較的に慎重だ。外務大臣の麻生氏もそのような考えがある。我々は野党だが、元は自民党だった。

記者:中日の間は、短い時間で1980年代の「友好」を回復する可能性があるか?

羽田:過去に戻ることよりも、我々はもっと未来を展望するようにしよう!たとえほんの少しでも、両国がよい方向に向かって努力すべきで、国粋主義を根絶して、国粋主義を扇動しないようにしよう。

(実習編集:周生傑  作者:朱紅軍)

 
 
 

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