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日本の元首相・羽田孜氏と対話 首相は靖国神社参拝を停止すべき(上)
2006 -8 - 23 13:17

  11日午後10時、上海錦滄文華ホテルで元首相・羽田孜氏が「南方週末」記者の取材を受けた。

記者:中国はあなたが一番多く訪問する国ではないか?中国の最も良い印象と最も良くない印象は何か?

羽田:中国は一番多く訪問した国で、数10回ぐらいになる。ただ上海に来たのは10回ぐらいだ。中日国交正常化の翌年1月、初めて中国に来た。その後30年間、中国の変化は本当に大きい。

   最も良い印象は、中国人民の積極的な進取の精神である。良くない印象と言えば、例えば、税収政策があまり安定せず、経済発展が過度に投資に依存することなどである。こうしたことは現在まだ問題である。

記者:多くの場所で、あなたは自らが秦朝・徐福氏の日本での後裔であることを話題にする。このようなはっきりした態度の表明、によって圧力とか非難されることはないか?

羽田:圧力はない。徐福氏に対して、日本人は悪い印象がない。徐福氏が300人の少年少女を連れて日本へ渡ったと言い伝えられている。日本の民間では、今なおこの伝説に関して多くのことが広く伝わっている。多くの伝説は、適切な証拠が不足しているが、結論的には、徐福氏が私達の祖先なのである。日本に来て、食糧を生産し、子孫はしだいに多くなった。ある意味では、彼らが日本を建設・開拓し始めたの、日本の民間の多くの人は心から徐福氏に感謝している。

記者:首相を辞められた後、あなたは頻繁に中国を訪問し、両国の友好に力を尽くしている。その動機は何か?

羽田:私としては、自分の尽力はわずかなものだ。私と中国の多くの指導者は、政治問題を討論したことがある。例えば、周恩来総理、ケ小平先生、江沢民主席、胡耀邦先生それに間もなく仕事をやめる人、その他にも万里先生がいる。当時は副首相兼農業・林業部長として、黒龍江の農業・林業開拓に責任を負っていた。国家の指導者として、彼らはすべて両国の友好発展に力を尽くして、私もこのために何かしなければと思った。

記者:残念なことに、現在の中日関係の変化は、あなたの努力と反対の方向に・・・。

羽田:あの歴史的な戦争、中国人民の犠牲はとても多かった。戦争の発動者は、戦争の中で殺戮された人民に謝るべきだ。日本の首相、外務大臣及びに官房長官など、こういう人たちはよくこれらの問題を考えるべきで、靖国神社、軍隊の問題なども考慮すべき問題だ。もし彼らがよりこうした問題に注意するならば、両国の未来の発展に対して益がある。

記者:現在の両国関係悪化の成り行きについて、羽田先生は最大の原因が何だと思っているか?

羽田:過去の戦争があり、首相が戦犯の亡霊に参拝するのは問題で、停止すべきだ。中国の立場を考えて行動すべきである。

(実習編集:周生傑  作者:朱紅軍)

 
 
 

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