シリアと上海万博組織者が、万博出展契約に調印

挨拶するシリア展示エリア総代表のMOHAMAD HAMOLD氏

挨拶する上海市政府副秘書長、上海万博局長の洪浩氏

洪浩氏が、シリアのゲストに「海宝」を贈呈

　シリアと上海万博組織者が１７日、万博出展契約に調印し、万博オンラインに出展することを表明した。上海市政府副秘書長、上海万博局長の洪浩氏とシリア展示エリア総代表のMOHAMAD HAMOLD氏が、双方を代表して契約に調印し、上海万博中国政府総代表の華君鐸氏も契約に調印した。シリア経済・貿易省副大臣のGHASSAN ALEED氏が調印式に出席した。

　シリアは人類文明の揺り籠として、その古代都市の発展は人類史上において、重要な役割がある。首都であるダマスカスは、４５００年以上にわたる長い歴史を持ち、「天国における都市」といわれている。現代のシリアも、独特な建築構造と風格、調和的な人間居住環境で、上海万博のテーマを生き生きと示している。

　関係者によると、シリアの出展テーマは「ダマスカス・最も古い現代居住都市」で、シリアは世界に向け、ダマスカスのさまざまな特徴と住宅の様子を展示する。過ぎたばかりの２０世紀で、ダマスカスの住民は各種の方式で、科学技術手段で、自分の幸せな生活を実現した。シリアは上海万博を通じて、その経験を展示する予定だ。

　HAMOLD氏によると、世界の多くの国が上海万博に集まって、「より良い都市、より良い生活」というテーマを実現するように献策する。２１世紀の都市生活は、多くの挑戦に直面しており、シリアも世界の多くの国と同じで、人口が大幅増からの困難が起き、必要な手段で解決しなければならない。シリアは、上海万博に参加することを通じて、その他の国から学びたいと思っている。

　洪氏によると、シリアと中国の長い友好関係は、古くからの有名なシルクロードだ。上海万博は、中国とシリア両国の友好協力関係を強化する新しい舞台になり、両国人民の相互理解を増進し、相互友誼をさらに深めるようになる。

　シリアはアジア大陸の西部、地中海の東岸にある。海岸線の長さは１８３キロメートルである。沿海エリアと北部エリアは、亜熱帯地中海性気候に属し、南部エリアは熱帯砂漠気候に属する。砂漠エリアでは、冬の降水量が少なく、夏の空気が乾燥し、暑い。アラビア語が国語で、英語とフランス語も通用している。首都はダマスカスである。これまで、１８３の国と国際機関が、上海万博組織者と出展契約に調印した。

（編集：曹　俊）