オンラインブックカフェ、オンライン書店、電子図書館、携帯読書などが盛り上がるにつれ、人々の読書方式も変わってきている。電子図書は、紙製出版物からインターネット電子図書閲読へ、青少年が知識を得る方式を変えた。

　中国図書商報と書生公司が２３日共同で「２００６中国電子図書発展動向報告」を打ち出し、２００６年末時点、中国で電子図書は５３万種に達し、電子図書の読者は４３００万人に達して、うち、３１歳以下は７４％を占め、電子読書の中堅になっているとまとめた。

　中国図書商報の担当者によると、電子図書は、インターネットの出現に伴う新型出版物で、インターネットの急速な普及につれ大衆化している。電子図書市場が大規模に成長し、電子読書は人々の読書習慣を変え、若者のライフスタイルになっている。

　報告は、２００７年の中国電子図書市場に三つの特徴があると推測する。優れた作者が電子図書市場の発展で強大なエンジン役を果たし、電子図書は、映画、テレビ番組、ゲームなどとしっかりと結ばれるようになる。次に、携帯電話の性能、機能の強化、支払いの利便化につれ、電子図書市場における携帯読書の割合は引き続き向上する。第三、電子図書オンライン発行の数量が激増し、電子図書市場は強気に成長し続ける。

　電子図書は、人々の読書方式を変えているが、電子読書市場の発展にボトルネックを抱く。総量が１４００あまりの電子図書サイトの中で、作者や出版社の授権を得ずに転載するサイトは数多く、市場全体の健全な育成を妨げている。 　

  書生公司の王東臨代表取締役によると、インターネット読書による知的財産権侵害を防ぐために、電子読書ドキュメントバンクコア技術を開発して、今は国際電子書類規格の制定のために努力中だ。