海底ケーブルの一部切断による中国国内インターネット利用者のインターネットアクセスへの影響が若干緩和された。中国テレコムの最新情報によると、北米方向のインターネットアクセスの渋滞が厳しい他、２８日午前１０時までに、インターネットで中断した国際電路は１５％ほど回復し、インターネット国際ブロードバンドは正常の６０％に達した。中国テレコムから各方面へのボイス業務と専門路線業務は全面的回復に近づいた。

中国テレコムの関係者によると、２６日夜、南シナ海の台湾海域で起きた地震は、数本の海底ケーブルを同時に切断した。早急な修復ができない場合、中国テレコムは海底ケーブル故障応急処理予備策をスタートさせ、その他の国際海底ケーブル、陸上ケーブルを組織し、地震のため、順調に進まない国際・香港・マカオ・台湾の通信業務の円滑化に努力している。中国テレコムは、国際ネットワーク資源を積極的に組織しており、今後数日間で、新たにインターネット国際ブロードバンドを１０〜１５Ｇ開設し、インターネットのアクセスの質をさらに高める。

同時に、注目されている海底ケーブルの修復もスタートした。中国テレコムによると、海底ケーブルの修復そのものが難しいうえに、海底ケーブルの被害程度が違うために、被害を受けたケーブル数が多く、これまでで最多といえ、すべてを修復するのには時間がかかるという。

（編集：曹　俊）