聯想(レノボ)は28日、浮動小数点演算(FPU)速度が最高1000テラフロップ(毎秒1000兆回)に達するスパコン(スーパー・コンピューター)の開発に着手していることを明らかにした。29日付で新浪科技が伝えた。
聯想は具体的なタイムスケジュールを明らかにしていないが、業界関係者は2010年までに発表されるものとみている。
中国で最速のスパコンは曙光信息産業公司製の「曙光4000A」で、最高速度は8テラフロップ。世界スパコンランキング500では、第31位にランクインしている。
聯想はすでにスパコン開発の実績があり、DeepComp 6800は世界ランキング第72位で、FPU速度は4テラフロップに達している。
なお、現時点で世界最速とされるのは、米IBMが開発した「ブルー・ジーン/L」(青い遺伝子)と名付けられたスパコンで、最高速度は180テラフロップ。米・カリフォルニア大学の実験室に設置されている。
|