ブラジルで開かれている第9回世界観光サミットに出席している世界観光理事会のバウムガートナー議長は15日、「中国がA型インフルエンザ(HIN1)の感染を防ぐため講じている対策を評価すべきだ」と明らかにした。
バウムガートナー議長は取材を受けた際、「中国政府がA型インフルエンザ(H1N1)の感染を予防、防止するため正しい対策を講じている。メキシコにチャーター便を派遣し、中国の公民を出迎えたことなどはタイムリーだった」とし、「中国が講じた対策は効果的だ。国民と観光客が、政府がちゃんと動いていることを感じられたからだ」と述べた。
当日のサミットでは、「流行病―避けられない状況のために」をテーマにした特別会議を開き、A型インフルエンザ(H1N1)が観光業に与えている影響とその対応策について討論した。バウムガートナー議長はその中で、「一部の国と政府が講じている対策は観光業にある程度影響を与えているが、全人類の健康を守るためなので、理解できる」との見解を示した。
(中国国際放送局)
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