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国連「水中文化遺産保護条約」が2009年から発効 
2008 -10 - 14 17:05

 東方ネット14日付ニュースによると、国連のユネスコは13日、「水中文化遺産保護条約」が2009年1月から発効すると発表した。同条約は沈没船などの水中文化遺産保全に役立つという。    

 本部がレバノンにある国連のユネスコが13日公表したところによると、同条約は2001年国連ユネスコ総会で採択され、現在ではスペイン・キューバ・ポルトガル・ナイジェリアなど20ヵ国の批准を受け、すでに条約締結国に規定数に達したという。条約には主に4ポイントの内容がある。@締結国は水中文化遺産を保護する義務がありA保存に関する文化遺産は現状での保全を優先する。つまり、海底で現状保存するB商業目的による開発活動は禁止C各国間の協力を強化し、水中考古を詳細に理解し、水中遺産保護の重要性を人々に強調する。

 ユネスコ総代表の松浦晃一郎氏は、同条約は関係するユネスコ制度に必要な補充作用を果たし、ますます盛んになっている私的売買活動を阻止でき、これら貴重な文化遺産保護に法律的な保護ができたとした。

 ユネスコによると、世界の海には300万隻の沈没船が沈んでいて、中には数多くの海底遺跡と水中文化遺産があり、そして、水中芸術洞窟や一部の水没した風景もあるという。                               

(編集:兪静斐)  

 
 
 

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