新華社ドゥシャンベ発
胡錦濤国家主席は27日、タジキスタン国賓館でタジキスタンのオキロフ首相と会見した。双方は両国の貿易経済連携強化について意見交換した。
胡錦濤国家主席は「当面、中国・タジキスタン貿易経済連携は全面的に展開され、両国政府経済貿易合同委員会はうまく回り、両国の貿易経済連携を指導する上で重要な役割を果たしている。次段階で、双方は次のことに重点を置く。
一、品質を確保する上で、大型提携プロジェクトを期日通りに完成させる。双方は引き続きビッグプロジェクト提携に向けて条件を創出する。
二、鉱物開発分野での提携を拡大する。中国側は中国企業のタジキスタンでの投資や経営を支持する。
三、農業分野での提携を強化する。双方は農業生産、農産物加工、土壌改良などについて提携を強化することができる。中国はタジキスタンの農業技術モデルセンター設置、農業人材育成を助けたい。
四、投資環境を改善し、貿易投資の利便化を推進していく」と表明した。
オキロフ首相は「タジキスタン独立以来、中国側は支持や援助を提供してくれ、タジキスタンの経済発展と国民の生活水準向上を促進している。タジキスタンと中国の双方は交通や電力施設などのビッグプロジェクトをめぐる提携で着々と進み、一部のプロジェクトは利用されており、中アジア地域の重要なインフラとなっている。タジキスタンは鉄道や道路などのインフラ、鉱物資源開発、人員養成などで中国側と提携を強化してほしい。タジキスタンは投資環境改善に努める」と語った。
当日午後、胡錦濤国家主席は在タジキスタン中国大使館の館員と中国系機関の代表を見舞った。
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