国家外国専門家局の季允石局長は昨今、「全国外国専門家局局長会議」にて、「中国共産党第16回全国代表大会」を開催して以来、中国の人材・技術導入活動は目覚しい成果をあげ、全国で外国専門家、中国香港・マカオ・台湾省の専門家をそれぞれ約125万人と75 万人招き、15万名の各種人材を選出し、国外に赴いて育成していると示した。

　同氏によると、5年間、全国で人材・技術導入モデル基地とモデル企業を144 社批准し、地域的国際人材市場を22ヶ所設立し、国際人材交流協力センターを 95ヶ所建設し、283名の中国社会主義近代化建設事業の発展に尽力した外国専門家らに「友誼賞」を授与した。人材・技術導入についての「第10次5カ年計画」の終了に伴い、「第11次5カ年計画」は順調に進んでいる。 　

　5年間の人材・技術導入成果は主に以下のとおり。近代農業の発展、農民収入の増加にサービスを提供し、重点的に「一村一品」(一つの農村が1つの品種を主とする)人材・技術導入プロジェクト、1000の村の人材・技術導入モデルプロジェクト等を実施し、一部の国外の先進的な栽培技術と優良品種が幅広く応用、普及され、良好な経済と社会収益を収めた。経済構造の調整と経済成長方式の転換を重点としてとらえ、先進的製造業、情報技術、ソフトと集積回路等ハイテク産業の発展を推進、一部の要素技術は重大な突破を実現し、多くの独自知的財産権を持つ製品は国際上の先進的レベルに立っている。 　

　また、積極的に「西部大開発」、「東北在来工業基地の振興」等重大な発展戦略の実施に国外人材支持サービスを提供し、天津浜海新区と福建海峡西岸経済区の人材・技術導入プロジェクトを設立し、社会事業への支持を強化、「和諧之光引智工程」を実施、生態文明づくりをめぐって、資源節約、環境保護、省エネ・消耗削減等人材・技術導入プロジェクトを先行させ、重点的に上級公務員海外育成プロジェクト、大学指導者の海外育成プロジェクト、大学学科革新・人材・技術導入プロジェクト等を実施し、「中国国際人材交流大会」、「中米工学技術シンポジウム」、「中国〜カナダ農業科学技術革新協力ウィーク」、「中国プロジェクト管理フォーラム」、「友誼賞」等一連の重要な活動の開催に成功し、人材・技術導入事業の国内外での影響力を高めた。 　

　同氏によると、今後5年間は全面的に「小康」（いくつかゆとりのある）社会を構築する重要な時期だ。新たな発展時期に際し、人材・技術導入事業は必ずチャンスを掴み、積極的に挑戦に対応、中国特色のある社会主義事業の新たな局面を切り開くことに人材保証と海外人材支持を提供しなければならない。 　

　今回の全国外国専門家局局長会議は2日間続き、中国共産党第16回全国代表大会を開催して以来の人材・技術導入活動を振り返り、今後5年間の人材・技術導入事業の発展構想と任務を確定、08年の人材・技術導入活動を手配する狙いだ。会議に参加した各省、自治区、直轄市及び副省級都市、新疆生産建設兵団、中央と国務院関係部門および直属機関の人材・技術導入プロジェクトの管理部門の代表は200人近くに達した。