国家知識産権局の田力普・局長は28日、「中国はシンガポールを含むアセアン諸国と、知的財産権分野での交流と協力を深めていく方針だ」と語った。
田力普・局長は北京で行われた第2回中国シンガポール知的財産権制度シンポジウムで、また、こう語った。シンガポールからの専門家、学者計数十名が出席し、シンガポールの知的財産権仲裁やシンガポール企業の知的財産権活用による競争力向上などの側面から、シンガポールの知的財産権制度及びその応用を述べ、アセアンのほかの国々の知的財産権制度づくりの進展を紹介した。
同局長によると、今回のシンポジウムは中国がシンガポールとアセアンのほかの国々の知的財産権制度を踏み込んで知る場となり、中国とアセアン諸国の協力を働きかけ、各国の知的財産権制度の整備とバランスよい発展、地域投資環境創出のために条件を整える。
中国はシンポジウム、人員養成、情報資源共有などの形によってアセアン諸国と、知的財産権分野での交流や協力を働きかけ、アジア地域の知的財産権協力水準を引きあげる。
2006年、知的財産権分野での協力は中国シンガポール政府間協力枠組に盛り込まれた。中国はまた、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどの国々と、知的財産権について協力協定を交わした。アセアン諸国との知的財産権協力は新たなステップに突入している。
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