中国テレビ番組「長城（欧州）プラットホーム」が２８日、フランスで放送を開始している。中宣部副部長、中国国家広播電影電視総局局長・王太華氏、駐フランス中国代理大使・曲星氏、フランスＩＰテレビの提携会社であるＩｌｉａｄ社の会長、長城（欧州）プラットホームの広報担当会社である陳氏集団の会長・陳克威氏、陳氏伝媒公司の会長・陳克光氏などは放送開始式に出席した。

　 王太華氏によると、長城（欧州）プラットホームは華僑に中国の変化、発展を知る窓口となり、さまざまな角度から中国の素晴らしさを紹介し、年齢層、文化背景の違う視聴者がこのプラットホームで好みの番組を見つけられ、同時に、中仏国民、中欧人民の友情、相互理解を促進し、双方の提携、共通発展を推進するという。

　 曲星氏は以下のように語った。インターネット技術が躍進しているものの、中仏間の遠い距離は華僑が中国の発展を知ることの障害となる。長城（欧州）プラットホームは華僑のために中国とつながる橋を架け、英語、スペイン語、フランス語の視聴者、中国文化を好む外国視聴者のために中国を知る窓を開ける。

　長城（欧州）プラットホームは中央テレビ局（ＣＣＴＶ）第４チャネル、第９チャンネル、スペイン語・フランス語チャンネル、エンターテインメント・チャンネル、中国映画チャンネル、北京テレビ局、上海東方衛星テレビ、浙江国際チャンネル、江蘇国際チャンネル、湖南衛星テレビ、広東南方衛星テレビ（広東方言）、福建アモイ衛星テレビ（福建方言）、香港鳳凰衛星テレビという１４のチャンネルからなる。長城（欧州）プラットホームのすべてのチャンネルは２４時間体制の放送を続け、欧州滞在の華僑、中国人にニュース、映画、エンターテインメントなどの中国特色のある番組を提供する。フランスを除き、長城（欧州）プラットホームはまた、続々と英国、ドイツ、オランダ、イタリア、スペイン、ベルギーなどの中国人の多い国々に進出する構えだ。