中国財政部の発表によると、国務院関税税則委員会の審議で認可され、国務院に報告して承認されてから、今年９月１日から、中国は『ＡＳＥＡＮ自由貿易地域』の第３ラウンドの関税減免交渉の結果により、原産地が韓国、インド、スリランカ、バングラデシュ、ラオスという５カ国の１７００品目余りの商品の関税率を引き下げ、原産地がラオス、バングラデシュの一部の商品に対し、特恵関税を実行する。

   財政部によると、優遇関税、特恵関税を与えられる製品は農産物、薬品、化学品、繊維製品、金属製品、機械?電機製品、自動車及びその部品などを含む。また、中国の化学品、木製品、プラスチック製品、皮革、金属製品、機械?電機製品が上記の５カ国へ輸出される場合も優遇税率を与えられる。

  中国財政部によると、現在の『ＡＳＥＡＮ自由貿易地域』の関税減免に比べ、新ラウンドの関税減免の枠も幅も拡大し、中国が東アジア、南アジアの市場を開拓し、『ＡＳＥＡＮ自由貿易地域』協定のメンバー国との経済貿易往来を拡大し、アジア地域の提携を促進することにプラスとなるという。