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胡主席、ブッシュ米大統領と会談(写真)
2006 -7 - 18 8:18

  G8と発展途上国とのサミットに出席している胡錦涛・中国国家主席は16日午後、ロシアのサンクトペテルブルクでブッシュ米大統領と会談し、中米関係と、国際上、地域の重大な共通の関心事をめぐって深く意見を交換。新華社が伝えた。

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 中米関係が順調に進み、双方が21世紀の建設的中米協力関係を進めていくことについて達成した重要な合意が一つ一つ徹底化されている。中国は米国とともに努力し、戦略的な高さと長期的な角度から両国関係を対処し、両国利益の共通点を開拓、経済貿易、エネルギー、安全防備事務、反テロ、不拡散などでの協力を強化する一方、相互尊重、相互関心、両国関係における敏感な問題のうまい処理に従い、中米関係の前向きな発展を進めると、胡錦涛主席は語った。

  今年4月の胡錦涛主席訪米は非常に円満で、重要な成果を収めている。米国は米中関係を重視しており、不断に両国協力を強め、積極的に両国関係を増進させようとしていると、ブッシュ大統領は応酬した。

  両国経済貿易協力に言及して、双方は平等互恵、共通の発展との原則に従い、経済貿易協力における問題をうまく解決すべきだ。中国は米国からの輸入を拡大する政策を実施し続け、知的財産権保護を強化、積極的かつ穏やかに人民元為替体制改革を進める。米国が中国の経済貿易に対する関心事の解決を重視し、ハイテク品の対中輸出制限を緩和、中国企業の米国での貿易投資に公平環境を営むよう願っていると胡錦涛主席は強調している。

  中国の経済成長は米国の商品輸出市場の拡大にプラスで、米中経済貿易関係は互恵・共勝ちのものだ。米国は中国の市場アクセスと知的財産権保護などでの公約を重視しており、米中経済貿易関係の不断の拡大に取り組みたいとブッシュ大統領は示す。

  我々は、一つの中国政策という米国の立場表明を賞賛しており、いかなる「台湾独立」を招きうる一国的行動にも反対している。米国が「台湾独立」の分裂活動に対するより鮮明な反対を示すよう、胡錦涛主席は期待を寄せている。

  ブッシュ大統領は一つの中国という政策を改めて示し、いかなる「台湾独立」を招きうる一国的行動にも反対しているという。 両国の元首は、イランの核問題をも検討。中国は核兵器の拡散に反対しており、外交と交渉を通しイランの核問題をうまく解決するよう主張している。早急に交渉を再開することは急務だ。中国はイランの核問題を平和的に解決することにおいて建設的役割を果たし続けていくと、胡錦涛主席は指摘している。

  米国も外交を通し平和的にイランの核問題を解決し、イランが六カ国の「バスケット」案に応対するよう督促すると、ブッシュ大統領は語る。 朝鮮半島の核問題に触れて、胡錦涛主席は、問題を解決する根本的な道は、六カ国協議をできるだけはやく再開することだと強調し、中国は朝鮮半島の安定化に全力を尽くし、六カ国協議を再開、対話と交渉など平和的な方式で半島の無核化を遂げるという。ブッシュ大統領は、朝鮮半島の核問題を平和的に解決し、時機を掴み、早急に再開するよう願っている。

  中東の情勢について、胡錦涛主席は、揺れる中東情勢に関心を払い、各関係方面が自制し、情勢悪化を招きうる行動を取らず、国際社会のあっ旋努力に歩調を合せ、一日も早く中東平和の「ロードマップ」計画を再開、国連の関係決議と「ランド・フォー・ピース」原則に従い、政治交渉を通し、最終的に問題を解決するよう呼びかけている。

 
 
 

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