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中国とWHO、鳥インフルエンザウイルス情報・ウイルス株のシャーリング関連問題に合意
2006 -4 - 12 8:50

  中国がWHOに提供した鳥インフルエンザウイルス株が個別の国家実験室により不当に利用されている問題に対し、中国農業部は10日、WHOと鳥インフルエンザウイルス情報およびウイルス株のシャーリングといった関連事項について一致した意見を達成した。

 中国国家首席獣医官で農業部獣医局局長の賈幼陵氏は10日、記者の取材を受けた際、関連ウイルス株が私的目的ではなく国際社会により共同で使用されることを保障するために、中国農業部は何回かにわたり、WHO伝染病総局および駐中国事務所の関係役人と商談した結果、鳥インフルエンザウイルス情報およびウイルス株のシャーリング関連事項について一致した意見を達成している。即ち、中国国家鳥インフルエンザ参考実験室はタイムリーに鳥インフルエンザウイルス遺伝子序列情報を公表、ヒト用ワクチン開発価値のあるウイルスに対し、WHOは関係国家・地域の実験室を推薦して中国国家鳥インフルエンザ実験室と協力して研究するか、またはウイルス株の交換について商談する。関係実験室との合意後、同部は関連手続の取扱に助力する。

 目下、中国国家鳥インフルエンザ参考実験室はWHOの推薦された実験室と直接交流を展開、相手側の具体的協力意見の提出を待っているという。

  また、同氏によると、国際社会と鳥インフルエンザ関連情報とウイルス株をシャーリングすることは中国政府の承諾で、中国農業部はタイムリーに国連食糧農業機関、WHOといった国際機構に鳥インフルエンザ疫病情報を報告している。それに積極的に鳥インフルエンザワクチン選別作業を支持、5株の鳥インフルエンザウイルスを提供、04年と05年鳥インフルエンザ疫病情況に関する94株のウイルス株の遺伝子序列を公表している。04年以来、中国は何回かにわたり、WHOに北米、欧州といった国の中国へのH7、H5、H2などの鳥インフルエンザウイルス株の提供を協調させると表明した。これらのウイルス株の中で強毒性のケースが見られ、ヒトに対する病原性が強く、ワクチンの開発価値さえもある。中国はほかの亜型鳥インフルエンザワクチン研究開発および予防制御技術備蓄が必要だ。

  なお、中国政府は承諾に基づき、終始一貫して国際社会と鳥インフルエンザウイルス情報およびウイルス株をシャーリングする一方、ほかの国の鳥インフルエンザウイルス株を獲得、本格的に情報シャーリングを実現することを期待していると賈幼陵氏は表明した。

 
 
 

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