ノーベル経済学賞のロバート・マンデル氏は6日、中国のアモイで、「中国とEU・欧州連合の貿易摩擦を前にして、中国製品のコスト計算を如何に行うかが、反ダンピング措置に対応するキーワードだ」と述べた。

　欧州委員会経済金融総局の高級顧問であるロバート・マンデル氏は「EUは同類商品を国内での一般の価格より低い値段で、国外市場に輸出することをダンピング行為と定義している。中国が反ダンピング措置に対応するには、如何にコスト計算をするかが非常に重要だ。中国は低人件費と豊富な資源の優位を持っており、労働密集型産業における生産のコストはブラジルやインドなどの国より遥かに低いものだ。これらのデータで中国企業のダンピング程度を評価するのは非常に不合理なことだ」としている。

（CRI)