キルギスタンと中国は両国を結ぶ鉄道の建設に関する交渉を始め、現在、キルギスタン政府にとって、鉄道建設に対する経済、技術の論証を早期に完了し、鉄道の建設を始めるのが主な任務だと、キルギスタンのクロフ首相は20日、政府会議で語った。
同首相によると、建設予定の鉄道は全長が260キロ余り、総工費が10億〜13億ドル、工期が6年間。鉄道のコースについて、キルギスタンと中国は協定でキルギスタンの南部を通過してウズベキスタンに向かうか、または、キルギスタンの北部を通過してカザフスタンに向かうかを明確にする。
鉄道建設に関する経済、技術の論証が大詰めに入り、現在、工費は肝心な問題だ。キルギスタンは世界銀行との交渉を通じ、優遇融資を獲得してから、この事業に投資の意向のある企業に融資を返済してもらう予定だ。
今まで、中国とキルギスタンを結ぶ鉄道はなく、互いの貿易が主として道路を利用している。
中国税関総署の統計によると、昨年1〜10月、両国の貿易額が2004年1年間を超え、7億ドル余りに達し、同期比で77.9%増加した。両国貿易の急速な発展に伴い、両国を結ぶ鉄道の建設は避けて通れない。今年2月、両国専門家はビシケクで会議を開き、鉄道建設の細部を討論した。
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