ニュース 上海概観 生活情報 ビジネス情報 留学
 
トップページ>>ニュース>>国際
 
中ロ貿易額、前倒しで600億ドルの目標達成の見込み
2006 -3 - 21 9:20

 エネルギー、素材などの製品の輸入のけん引で、中ロ貿易額が近年、高成長を続けている。関係者によると、現在の両国の貿易額の伸び率及び提携の潜在力で見れば、両国元首が打ち出した「2010年、貿易額が600億〜800億ドルに達する」という目標はかならず達成でき、更に、前倒しで達成する可能性があるという。 中ロ貿易額が2004年、はじめて200億ドルの大台を突破してから、両国の経済貿易提携は昨年、良好な発展の勢いを見せていた。

 中国税関の統計によると、2005年、中ロ貿易額が291億ドルまで増加し、同期比で37%上昇し、増加率で言えば、中国の主要貿易相手国のトップに躍進し、両国の中長期計画に固まっている20%〜25%という年率を大きく上回った。

  駐ロシア中国大使・劉古昌氏によると、近年、中ロの経済貿易の発展は急成長のトンネルに走り込み、提携モデルが日々多様化に向かい、提携の分野が更に広がっている。 胡錦濤主席の招きに応じ、プーチン大統領は3月21〜22日、中国を訪問し、「ロシア?イヤー」の開幕式、中ロ経済商工界フォーラムの開幕式に出席する。双方はまた、「ロシア・ビジネス・ウィーク」などの一連のイベントを開催する。2005年11月、中ロ両国政府は『2010年前の中ロ経済貿易提携綱要に関する覚書』に調印した。『綱要』は2010年、両国の貿易額が600億〜800億ドルに達するという目標を打ち出した。貿易額の目標を設定し、政府文書の形でそれを確認するのは両国政府の経済を一体化の方向に向かせる願いを示している。

 中国社会科学院東欧中亜研究所ロシア問題研究者・李福川氏によると、現在、両国はこの目標達成の基本条件を揃えている。一、経済貿易提携の政治基盤が備わる。二、両国経済はかなりの発展の潜在力を備えている。それは貿易目標の経済基盤だ。三、両国貿易は近年、高成長を続け、目標の達成のためにリアルな基盤を定める。

  中国のロシア貿易相手国での地位が強固になり、そのうち、エネルギーは両国貿易額の伸びに重要な役割を果たす。国際市場での原油価格の変動はロ中貿易額に一定の影響を及ぼすにも関わらず、両国貿易の障害にならず、長い目で見れば、中国のエネルギー需要が旺盛で、それは両国のこの分野での戦略連携の基盤となると、駐中国ロシア商務代表は新華社記者に語った。 両国貿易構造の最適化は両国の経済貿易提携にとって喫緊の課題で、この問題を解決するには、多大な努力を払わなければならないと、両国の専門家は一致した見解を示した。

 李福川氏によると、単一な貿易構造を基にする貿易はもろく、双方は意思疎通、連携を強化すべきだ。中国は自主的に措置を講じ、もっと合理的な貿易構造案を研究、確立し、機械電子製品の貿易を拡大し、対ロ投資を奨励し、ロシアは立法などの手段を通じ、海外投資者のために投資環境を整えるべきだ。

 
 
 

このウェブサイトの著作権は東方ウェブサイトにあります。掲載された文字や画像などの
無断転載は禁じられています
本ページにについてご意見やご感想はtoukou@eastday.comまでお送りください