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雲南の中小企業、メコン川区域経済協力に踏み切る
2006 -3 - 21 9:05

  雲南生態農業研究所は昆明ハイテクパークにある民間企業で、規模が大きいとは言えないが、東南アジア諸国との年間貿易額も数百万元だ。この研究所が開発した病虫害に耐える薬草製剤は、タイ、ミャンマーなどでヒット商品となっている。

  東南アジアと隣り合っている雲南省は、雲南生態農業研究所のように、メコン川区域経済協力に踏み切る中小企業が多くなっている。雲南省商務庁国際経済貿易関係部門の殷永林氏によると、不完全な統計では、メコン川区域経済協力に参加している雲南の中小企業はすでに1500社に達しているという。

  これまでに、メコン川区域の国と経済貿易往来を結んだ雲南の企業は多くが大規模なグループで、例えば昆明鋼鉄集団公司が毎年ベトナムから100万トン以上を輸入し、東南アジアで複数の工事を請け負った雲南建工集団公司が雲南省建築業の最大手企業だ。

   雲南省商会の鄭露副会長によると、ラオス、ミャンマー、カンボジアで規模化の農業開発協力をする雲南の中小企業もあるし、タイ、ベトナムで事務所を設け、経済貿易をする雲南の中小企業もある。一部の雲南の中小企業はメコン川区域経済貿易協力に取り組み、同区域の経済発展のために役割を果たしていると言われる。

  雲南の中小企業がメコン川区域経済協力に参加するとはいえ、主に貿易分野で、投資開発分野の方はごく少ない。メコン川区域貿易投資の更なる利便化につれ、同区域の貿易通関や物流環境はより便利になる。そのため、メコン川区域経済協力において、雲南の中小企業は、在来貿易分野を見守るほかに、物流業にもらつ腕を振るうこともできるという 。

 
 
 

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