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ロ中「国家年」、異例の大型プロジェクト
2006 -3 - 20 9:05

 ロシア第一副首相−Medvedev氏がロシア大統領−プーチン氏が中国訪問を前に中国ニュースメディアの共同取材に応じた際、「ロ中が互いに『国家年』を開催することは多分野にわたる総合的大型プロジェクトだ。その活動の規模の大きさ及び参与機構の多さは異例のことだ」と指摘した。

  中ロ「国家年」ロシア側の組識委員会主席を務めるMedvedev氏によると、両国指導者が04年10月、北京で「06年、中国で『ロシア年』を開催し、及び07年、ロシアで『中国年』を開催する」ということで合意したという。目下、中国の「ロシア年」計画が実施され始めている。3月21日〜22日のロシア大統領−プーチン氏の中国訪問期間中、双方は「ロシア年」の開幕式を開催する。 Medvedev氏によると、「ロシア年」の活動は約200項目を含んでいる。経済、文化、科学技術、教育などの分野に及んでいる。経済主題の活動は非常に広く、フォーラム、シンポジウムと両国の大手トップの面接会などを含んでいる。

 「ロシア年」の活動計画により、今年、ロシア側が中国で大型文化祭を開き、ロシアの各地域も中国で紹介活動を展開する。うち、北京と上海でそれぞれ「モスクワ日」と「サンクトペテルブルク日」の行事を開く予定だ。

  ロ中の経済貿易関係に言及すると、同氏によると、ロ中の経済貿易協力は目下非常に高いレベルにある。両国の貿易高の成長が早い。昨年、290億ドル以上に達した。また目下の成長率により、両国の確定した2010年までの貿易高の600億〜800億ドルの目標が実現できる。両国の関連部門の策定している06年〜2010年の中期経済貿易協力綱要が両国経済貿易関係を引き上げる「ロードマーク」となると見られる。

  同氏は両国が着実で有効な措置で両国経済構造を優勢化にさせるよう呼びかけている。目下、原材料製品が依然としてロ中貿易構造で主導地位を占めているためで、ロシア側が中国側に高度加工製品及び電子、機械とハイテク製品を輸出することを望んでいる。また双方はバイオ、環境保護と情報技術などの分野で長期協力計画を実行できる。両国は実業界間の投資協力の展開を励ますべきだ。昨年6月、サンクトペテルブルクで開催されたロ中第二期投資促進会において、双方は総額15億ドルの中国対ロ投資協議を締結した。これは両国間の経済貿易協力のレベルのアップに重要な意義を持っている。

 ロ中エネルギー協力の問題について、同氏によると、ロシアのエネルギー企業にとって、中国は大市場だ。今年、ロシアの対中石油輸出量が1500万トンに達する。ロシア側が関連インフラを整備し、この目標の実現を促す狙いだ。昨年、両国の関連会社が極東給油パイプライン(スカヴァラディナ〜ロ中辺境)を建設し、中国支線とつながるという問題についての協定書を締結した。同協定書は履行されるべきだ。

 また双方は天然ガス分野での協力が非常に大きな潜在力をもっている。ロシア天然ガス工業株式会社が中国に向けて天然ガスを輸出する具体的な方案を講じている。うち、ロシアのアルタイ沿い地域〜中国新彊の対中天然ガス輸出の方案が真剣に考慮されることに値する。

  最後に両国の電力協力問題を持ち出した際、ロシア側が中国に電力を輸出する要望を提出した。昨年、「ロシア統一電力系統会社」が「中国国家電力網公司」とロシアの対中電力輸出問題について、協力協議を締結した。

 
 
 

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