WHO(世界保健機関)は19日ジュネーブで最新の評価報告を発表し、このほど鳥インフルエンザの感染が拡大することを懸念して、各国の衛生部門に警戒を強めるよう要求した。
この報告は、「このところ多くの国で再び鳥インフルエンザ感染が発生した。一旦人から人へと感染するH5N1型のウイルスに変異すると、世界的に蔓延するおそれがあるため、いかなる国も家禽や鳥の異常死に警戒を強め、ただちに緊急措置を取らなければならない。鳥インフルエンザが発生した地区では、感染した鳥などへの接触による呼吸器疾患にも高度な警戒を保つべきだ」としている。
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