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中外専門家、共同で干害気候変化対応策略を討議
2005 -5 - 25 9:17

 23日、「干害気候変化と可持続発展国際学術シンポジウム」が甘粛蘭州で開幕した。15カ国から来た200余人の中外専門家が共同で全世界干害気候変化すう勢および対応策略を討議している。

 鄭国光・中国気象局副局長はシンポジウム開幕式で、今回のシンポジウムは重要な交流プラットフォームとし、各国専門家のここ数年来の干害気候変化分野における最新研究成果を集中して展示、「長所・短所相互補完」を通し、各国が干害気候変化からの自然環境と生産生活に与える影響をよりいっそう対応することに役立つに違いない。

  同氏によると、干害は全世界が直面している共同問題だ。そのほかの自然災害に比べ、干害の発生範囲が広く、持続時間が長く、水資源需給矛盾の激化を引き起こし、生態環境を厳しく威嚇するのみならず、社会経済の可持続発展に直接影響を与える。こうなった干害気候変化研究の緊迫性と重要性を決めた。

  多くの国のように、中国は干害気候からの消極的な影響により厳しく当惑させている。同氏によると、干害と半干害地域は主に北方地域に位置、陸地国土面積の約47%を占める。近年、全世界温室効果の激化および人間活動の増加に伴い、中国北方干害化問題が日増しに激化、南方干害事件も頻発。2000年を例とし、中国大部分の地域で降水量が少なすぎ、干害面積が計4054万ヘクタール、農業、林業、牧畜業に数億元の損失を引き起こした。

  同氏によると、世界での最大発展途上国とし、中国は社会経済などの各方面の巨大な変化を経て、措置をとり、他国と同じだ失敗を繰り返すことを避けるため、今回の会議の開催は中国に対しさらに重要な意義がある。

 今回の会議に出席したオーストラリア気象庁副長官のマイク博士によると、干害気候変化により引き起こされる砂漠化と生態退化などの現象は既に国際社会と各国政府の幅広い注目を引き起こした。オーストラリアは中国地理環境と類似、中国は干害地域でとっている水資源灌漑、貯蔵および循環利用などの方面の成功した経験はともにオーストラリアに対し参考の意義がある。

  今回のシンポジウムの期間は3日間とし、中国気象局、甘粛省人民政府と中国国家自然科学基金委員会により共同で主催される。専門家らは干害気候変化の環境に与える影響、干害区気候資源と水資源の合理利用、干害気候変化と可持続発展などの問題に即して深く討議する予定。

 
 
 

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