上海から大阪に贈られる新型インフル感染予防のためのマスク5万枚が昨今、大阪に到着した。関西地方で新型インフルへの感染が発生して以来、中国の地方自治体による日本の地方自治体へのマスク寄贈は、今回で3件目となる。新華社が伝えた。
5月中旬、よく見かけるマスク姿の観光客=大阪の街角で
上海は、大阪府および大阪市とそれぞれ友好関係を結んでいる。5万枚のマスクは大阪府と大阪市にそれぞれ2万5000枚ずつ寄贈された。これらマスクは大阪府および大阪市を通じて、両自治体に所属する各医療機関に配布される。
新型インフルの国内初感染が関西地方で今月16日に確認されてから、関西では感染が拡大を続けており、予防のためのマスクが不足している。これまで、広東省と天津市は友好関係を結んでいる兵庫県と神戸市にそれぞれ1万枚と10万枚のマスクを寄贈した。
世界保健機関(WHO)は、新型インフルエンザの感染者が北京時間29日午後2時までに、54の国と地域で1万5510人に達し、そのうち99人が死亡したと発表した。
(編集:章坤良 写真:中新社)
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