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中日首相、金融危機の対応策などを相談
2009 -4 - 30 15:20

 中国の温家宝首相は29日、北京人民大会堂で、日本の麻生太郎首相と会談した。 国際的金融危機について、温首相は次のように強調した。

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麻生太郎首相と握手する温家宝首相=北京人民大会堂で

 国際的金融危機の重大な衝撃に対して、中日が協力を強化することは共同で困難を克服し、地域経済の成長をけん引するのに役立つ。当面、二国間貿易と相互投資の安定に努め、省エネ・環境保護、情報・通信、グリーン経済、ハイテクなどの分野における協力を積極的に広げ、 新たな経済成長点を育てなければならない。またASEAN諸国との実務協力を拡大し、中日韓3国の協力を充実させ、「チェンマイ・イニシアチブ」の多国間化とアジアの債券市場づくりを推進し、地域の一体化プロセスで新たな一歩を踏み出すようにしなければならない。さらに保護貿易主義に断固反対し、国際的金融の監督管理を強化し、国際金融システムの改革を推進して積極的な成果をあげるようにしなければならない。

 温首相はまた、地球規模の挑戦には各国が手を携えて対応する必要があり、中国としてはこのために引き続き積極的建設的な役割を果たしていきたい。最近一部の国で豚インフルエンザが発生したが、中国政府はすぐさま予防・抑制の仕組みを構築しており、国際社会との情報交換と協力を強化し、市民の健康と生命の安全を確保する。

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 これに対し麻生首相は次のように述べた。

 日中両国はアジアと世界の平和・安定と発展に重要な責任と影響力を持つ。日本としては中国と共に努力し、互恵協力をさらに拡大し、省エネ・環境保護、気候変動などの分野での協力を進めていきたい。目下の国際的金融危機の下で、日中は協調を強め、手を携えて協力し、アジアと世界の景気回復と発展のために貢献し、日中の戦略互恵関係をさらに充実させるべきだ。また中国側と協力し、豚インフルエンザの一層の広がりを防止していきたい。

(編集:章坤良 写真:中新社)

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