北京・上海などの衛生局は昨今、豚インフルエンザへの検疫を強化し、医療関係者を教育することなどによって、豚インフルエンザによる人間への感染の全面的な予防対策に取り組んでいくと表明した。
また近い内、医療関係者を対象に豚インフルエンザの見分方、診断、治療などの教育を強化していく。さらに、衛生部門と入国検査検疫部門は毎日情報交換を実施して、感染が疑われるケースが見つかった場合、直ちに報告するよう指示している。
マスクをつけてメキシコにある観光地を見学する観光客
世界保健機関(WHO)は27日、世界的な感染拡大が懸念される豚インフルエンザへの警戒レベルを6段階中の「フェーズ3」から、人から人への感染が広がっていることを示す「フェーズ4」に引き上げた。
震源地とされるメキシコでは、27日までに疑い例を含めた死者が少なくとも149人に上り、2000人近くが入院している。
(編集:章坤良 写真:中新社)
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