「華東地域経済は金融危機で一時停滞すると思うが、今後長期にわたり、力強く成長することは変わらないだろう」−。
在上海日本国総領事・横井裕氏が9日夜、上海市内のホテルで行った天皇陛下誕生日レセプションで中国華東地域のさらなる発展に貢献することを期待している。
横井氏によると、目下、在上海日本人の長期滞在者数は6万人を超えており、17000社の日系企業が進出している。また、同館のVISA発行件数は26万件を超え、30%増と大幅に増えているという。
平和友好条約30周年に当たる今年について、横井氏は「日中間の交流が頻繁に行われ、日中関係の新たな段階に入った年」といい、「今日の日中共通の課題に対して、共に知恵を振り絞り、共に解決していく強力なパートナーシップを築いていく段階に入ったこと」と強調。
レセプションに出席する上海市政府の官員ら
挨拶する在上海日本国総領事館の横井裕総領事=上海市内のホテルで
横井氏はさらに、「2010年上海万博の成功に向け、さらなる日中の協力が日中関係の重要な契機となることを期待する」と表明。
(編集:章坤良 写真:武井)
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