インドのムンバイで26日夜から27日未明にかけて、少なくとも8ヶ所で同時テロが発生し、28日までに125人が死亡し(うち外国人6名)327名人が負傷したという。
煙が立ち昇るタジ・ホテル=インドのムンバイで
現地の中国総領事館はこれまでのところ中国人の死傷者が出たとの情報はないと表明した。
現場の様子
張竜海・駐ムンバイ中国領事によると、ホテルに閉じ込められていた5人の中国人が、27日の午後に救出されており、うち1人は、香港シノペック(中国石油化工集団公司)有限会社の総経理。ムンバイには約1000人の中国人が住んでおり、中国人全員の安否はまだ確認されていないという。
現場の様子
国際社会はインドのムンバイで発生したテロ事件を強く非難している。
国連のパン・ギムン事務総長は声明を発表し、「この暴力事件を絶対に許さない。いかなる理由があっても、一般市民を襲撃するべきではない」とテロ事件を非難した。中国やアメリカ、日本、イギリス、オーストラリアなども非難を表明している。
現場の様子
中国の温家宝首相は27日、ムンバイでテロ事件が発生したことを受け、インドのマンモハン・シン首相に電話をかけ、見舞いの意を表した。
テロ事件の犯人の1人(11月27日)
温首相は電話で、「中国政府は一貫として、いかなる形のテロにも反対する。ムンバイで発生したテロ事件も強く避難する」と語り、中国政府を代表し、また、個人の名義でもテロ事件で亡くなった人々に哀悼の意を、その家族に見舞いの意を表した。
爆発した後の様子
消息筋によると、犯行グループは26日夜午後9時半から27日未明(現地時間)にかけ、5人前後の少人数で行動し、ムンバイ市内の最高級ホテル「タージ・マハル・ホテル」「オベロイ・ホテル」をはじめ、カフェ、鉄道駅、警察署、病院、ユダヤ人居住地など10カ所を襲撃し、銃を乱射したり、手投げ弾を爆発させたりした。
(章坤良 写真:新華社)
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