2008「日中青少年友好交流年」認定事業として、中日の文化人の注目を集める美術展、舞踏を含む複合舞台公演、「上海アートイベント2008 MANDARA(未来)」が30日までに上海で開催される。
舞台で素描を仕上げていく小西さん
日本人女性画家小西ミホさんが18日夜、母校・上海華東師範大学の舞台で「今回のイベントに中国の芸術精髄を複合型美術イベントに生かした」と明らかにした。
素描を仕上げていた素材をファッションドレスに
小西さんはまた、中国京劇国家一級俳優、上海戯劇家協会会員の厳慶谷さんを紹介した。厳さんの専攻は武丑(立ち回りを主とする道化役)1990年上海京劇団入団。主な作品「孫悟空」、「三盗九龍杯」「盗銀壺」「三岔口」など多数。
左から3人目は厳慶谷さん
「美術、舞踏、音楽など各方面のプロが集結、立体感を観衆に与えるのは中国芸術の精髄」と小西さんは締めくくった。
(章坤良 写真も)
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日本人女性画家、上海で複合型美術イベントを開催ttp://jp.eastday.com/node2/node3/node17/userobject1ai41463.html
上海アートイベント2008「MANDARA(未来)」、11月中旬開催http://jp.eastday.com/node2/node3/node17/userobject1ai41171.html
舞台芸術出演<アーティストプロフィール>
小西ミホ
東洋画家/書家
中国上海、華東師範大学・同大学院と約8年間中国伝統絵画を学び1999年帰国。同年より市川猿之助演出・主演のスーパー歌舞伎に日中演劇通訳スタッフとして2008年まで参加(通算8年)。
2000年銀座並びに京都高台寺にて個展を開くが、日中融合のオリジナル作風を目指して研究制作に専念。
2005年秋大阪にて東洋画Freeシリーズを発表以降各地で個展活動を再開。
2007年「上海アートイベントMANDARA(宇宙)」を企画、プロデュース及び出展。同イベント公演に画家パフォーマーとして出演。
2008年「第二回上海アートイベントMANDARA(未来)」を企画、プロデュース。同年個展・グループ展会場にて勢力的にドローイングパフォーマンスを展開。
岡崎イクコ(ROCCA
WORKS主宰)
アートディレクター/衣装デザイナー/ファッションスタイリスト/空間演出家/
パフォーマーとしての活動を経て、1998年、デザインチーム
ROCCA WORKS設立。
舞台・映像・写真などアート作品の特殊な衣装デザインを中心に、ファッションスタイリング、インテリアコーディネート、大規模な空間ディスプレイをも手がけるマルチビジュアリスト。
ロックとモードを融合させたファンタジックな独自の世界観とクオリティの高さに定評を持つ。
他ジャンルのクリエイターやブランドとのコラボレイトも多数展開。
小西正純
(ILL
SAGGIATORE主宰)
造形作家、音楽家、アートディレクター
演出家、アーティストの飴屋法水、三上晴子に師事。
1992年 テクノクラート(飴屋法水 主宰)より独立、ILL
SAGGIATORE(病んだ錬金術師)設立。
1993年 イワモトケンチ原作・監督による、コンフィグシステム(フジTV)にてCG製作。
同監督とともに日本発の連続CGアニメ「サイボーグ花ちゃん」(NHK衛星第2)を制作。日本のCG黎明期を牽引。
1994年以降フェティシュなクラブイベントの先駆け「ラブリング」にレギュラー参加。
映像作家宇川氏らと今のVJスタイルのベースをつくる。
1996年ビデオバイオリンなる手製のインターフェースを用い、日本で初めて映像と音楽を融合したステージパフォーマンスライブを行う。
アートイベントMORPHE(モルフェ)に出演。ワコールスパイラルで、精力的にライブ活動を行う。
90年代後半より、ゲームの世界へも進出。PlayStation「謎王」(バンダイビジュアル)の映像監督・キャラクターデザインを担当。ファミ通にて鉄拳2につづく8つ星を獲得。
プロデュースカンパニー・KIKA
INTERNATIONAL Inc.所属。
厳 慶谷
京劇国家一級俳優、上海戯劇家協会会員
専攻は武丑(立ち回りを主とする道化役)
1990年上海京劇団入団
1996年第一回中国優秀青年京劇俳優研究生として北京戯曲学院で学ぶ。
閻世喜、艾世菊、孫正陽、鈕驃など著名案道化役者、声楽教育家盧文勤に師事。1998年超春華(京劇界の重鎮)に弟子入り。
主な作品「孫悟空」、「三盗九龍杯」「盗銀壺」「三岔口」など多数。
新編京劇では演出、舞台美術にも参加。「ハムレット」ポロニュースを演じる。
アメリカ、オーストラリア、スウェーデン、日本、エジプト、スイス、フランス、デンマーク、オランダなど海外公演も多数出演し、高い評価を得る。
2001年神戸学院大学外国研究員として来日、狂言を学び、狂言役者デビューを果たす。
主な受賞歴:全国青年京劇俳優テレビコンクール トップ演技賞、第4回京劇節・武劇コンクール銀賞他多数。
泰造 TAIZO (nuga
nuga主宰)
舞踏家
1993年 土方巽
舞踏記念館 アスベスト館にて開催された、舞踏ワークショップ“アイコンとしての身体”に参加。5年間故土方巽と長年舞踏を共にした故元藤あき子氏に舞踏を師事。
国内、アメリカ、ポーランドでの舞踏公演に参加。
1996年6月 舞踏家点滅、美術家
呂師とともに赤色彗星館を結成、“暗黒遊戯”をテーマに作品を展開。
2005年10月 慶応義塾大学主催ドイツロシア舞踏ツアー(赤色彗星館)に参加。
同年11月フェティッシュパフォーマーであるCoCoとともにアムステルダムクラブツアーを成功。初の映像作品【BOTAI】を発表。
フェティッシュイベント毒蟲、ゴシックイベントTokyo
dark castle, club theatic show等にレギュラー出演中。舞踏講座を東京と大阪にて開催中。
芽衣桃子
舞踏家
20年近いダンスステージの経験を経て、2001年より舞踏家に転身。「北辰の会」に参加、大竹宥熙に師事。2007年独立し、ソロ活動を開始。さまざまなアーティストとセッションを行う。古代の巫女のように、自然の草木や神や死者と同化、交歓、変容、憑依する能力をもち、観客を魅了する。最も注目される新人舞踏家として評価も高い。
入江平 「ワタシは女のようでいてじつは男だ。」
舞踏家
1996年 故土方巽アスベスト館へ通いはじめる。
2000年 自主公演『きいろのそのふじん』
2005年 東京を拠点に試作シリーズ『飛ぶ方法』展開。中西レモン「畳半畳」出演。
06年『WHAT'S TIME?』ParallelOne
日仏合作に参加。
07年足立正生監督『幽閉者』振付提供(渋谷ユーロスペース他)。
3月、詩人マフムードダルウィーシュ『壁に描
く』(四方田犬彦訳 書肆山田)パレスチナキャラバン東京、京都、名古屋巡演、12月自主公演『処理場』中野planB、
8年5月『翌朝未明、遂に捕獲された其の火星人たちへ』中野テルプシコール、
9月28日『静物2』王子北ピット/区域。
柚楽弥衣
(YULAYAYOI)
ボーカリスト、シンガーソングライター
スパイダーマンのサム・ライミ監督も絶賛したというスーパーヴォーカリスト。
ソロやゲストでアーティスト活動をする傍ら、CM、映画音楽、ゲーム音楽の歌唱、ナレーションも担出演回数多数。即興演奏を得意とする。
日本語詩の歌唱、作詞、作曲、ボーカルアレンジなんでもこなす。
代表作:キューピーマヨネーズ、ソニープレーステーションゲーム、NHK、トヨタ自動車レクサス、資生堂、三菱商事、TOTO、愛知万博国連館、東芝、日立、アウディ、NTT他多数と仕事をこなす。
1999年上海蘭心劇場にて金大尉上海コンサートに参加。
コンサートホール、クラブ、ストリートなど場所を選ばずバンド活動やアカペラによるライブパフォーマンスを精力的に行う。
宇野和義
照明家:宇野和義、音楽家:風義(かぜよし)
10歳の頃より音楽に目覚め、曲を作りギターで遊ぶうちにやがてバンド活動へ。高校卒業と共に映画を学ぶために上京し、東京映像学院/大学部・映像クリエーター科へ。やがて照明家としての道を歩きはじめるかたわら、書き貯めていた歌を至る所で歌うようになる。
小笠原へ旅をしたことがきっかけで地球環境へ深く関心を持つようになり、永続可能な生き方、人間としてのあり方を模索し、衣食住、エネルギーなどの自給を目指し、学びはじめる。明るくするだけではなく、影を作ること、操ることも「照明=光」というアートの魅力と考える。また、自給自足的な、農とアートの融合する暮らしにこれからの未来を期待しつつ活動している。
松本正
ドラマー、パーカッショニスト
80年代半ばより数多くのバンド、ソロアーティストのサポートで活動、その間、数多くの楽曲、CDのプロデュース、アレンジ等を手掛ける。
現在はエコーユナイト、リアルタイム、イルサジャトーレ、彼岸に在籍。
河合真理愛
幼少から教会音楽に親しんで育つ。
18歳からボイストレーニングを受け、作詞作曲を学ぶ。主に東京でのライブ、コンサートに出演し、シンガーソングライターとして活動。
上海アートイベント2007「MANDARA(宇宙)」の演目の一つである、3Dコラボに出演、vocalを務めた。
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