写真説明:13日夜、インド首都・ニューデリー市中心のビル周辺で、警察は爆発現場を調べている
写真説明:13日夜、インド首都・ニューデリー市の携帯電話販売市場で、警察が爆発現場を調べている
東方ネット15日付ニュースによると、インドの首都・ニューデリーで13日、5件の爆発事件が起こった。少なくとも20人が死亡し、90人が負傷した。
「インド聖戦者」という武装団体が、犯行声明を発表した。インド政府は必ず犯人を逮捕するとしている。
「最大の死傷」
最初の爆発は現地時間の午後6時30分(北京時間午後9時)に起き、その後45分以内にまた4件の爆発が起こった。
警察は不発弾4個を発見して、排除したと語った。
この爆弾の威力は違い、爆発場所はニューデリー市中心と南部の繁華な商業区だ。そのうち、2件の爆発は市内最大の金融商業センター・カノスト広場周辺で発生した。この2件は、高級店が並ぶダイケイラシン区で発生し、もう一つは電器・携帯市場で発生した。
内政相のシフラキ・パエルティ氏は、「爆発は週末に人があふれている市場で起こった。この事件の犯人の目的は、最大の死傷者と破壊を引き起こすということだ」と語った。
ロイター通信は、デリー警察長官のダドワエル氏の話を引用して、「私たち得たの情報によると、20人が死亡し、重傷者が多いので、死亡人数がさらに増えるかもしれない」という。
警察は爆発現場を封鎖した。テレビ画面によると、現場はさまざまな持ち物とガラスのかけらがある。そのうち血が付いた物もある。また、多くの車とバイクが破壊された。救援者は怪我人を搬送している。
「死亡メッセージ」
インドの多くのメディアは、爆発の数分前「インド聖戦者」からの「死亡メッセージ」というメールをもらった。9個の爆弾があるという情報も得たという。
メールの内容は、「『インド聖戦者』は再び戻った。お前たちはできる限りの事をせよ。もし、可能なら我々を阻止してみろ」というものである。
外部関係者は、「インド聖戦者」の起源と構成を知らなかった。インドの警察は、この団体は禁止された「インド学生イスラム運動」の一部だが、現地の団体は外国武装団体の訓練と支援を得ていると語った。
「インド聖戦者」は、今年5月インド西部ジャイプール市の連続爆破事件を起こしている。また、爆発の後、送られたメールで「インドで戦う」と発表した。少なくとも60人が5月の爆発事件で死んでいる。
インドでは、今年7月発生した連続爆破事件で少なくとも45人が死亡した。「インド聖戦者」が爆発前に送ったメールで「5分待て、コギラト事件の復讐が来た」と書いていた。メールの中のコギラト事件とは、2002年に発生したコギラトの宗教衝突だとアナリストは見ている。
犯人を見つける
爆発後、市内の地下鉄は停止した。警察はニューデリーに通じる道にバリケードを設け、往復の車を調べて、爆発物を作った容疑者を探している。
インド総理のマンモカン・シンガ氏は、「全力でテロリズムの挑戦を応じる」と誓った。
デリー市長のアエルティ・メハラ氏は、市民に落ち着くよう呼びかけた。「私たちは力がある。落ち着いてください。怖がらないように……私たちは怖気づかない」
内政相のパエルティ氏は、「私たちは困難を向かって、誰がしたか、絶対に見つける」と語った。
(編集:趙 晶 写真:新華社)
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