中国国民党の呉伯雄主席が率いる代表団一行16人が、27日朝8時20分(日本時間同9時20分)に中国江蘇省南京市の中山陵(孫文陵)を参拝した。同代表団は26日午後チャーター機で江蘇省南京に到着し、大陸への訪問を始めた。
中山陵(孫文陵)を参拝する国民党の呉伯雄主席=27日朝8時20分
南京に到着した呉主席を中国台湾事務弁公室の陳雲林主任が出迎え、歓迎式典に先だって双方は四川大地震の犠牲者に黙祷をささげた。
中山陵(孫文陵)
陳主任は歓迎の挨拶で、国民党および台湾人民が被災地に対して行った支援に感謝の意を表し、「呉主席の訪問は、新しい情勢の下、国民党と共産党の更なる交流と協力を促進し、両岸関係の発展に大きな貢献をするに違いない」と述べた。
中山陵(孫文陵)
これに対して、呉主席は挨拶の中で、「今回の訪問は、両岸の新しい時代のスタートである。海峡両岸が小異を残して大同につくことは、胡錦涛総書記ならびに馬英九氏が共に希望するところである。困難は多くても、双方が誠意を持って当ったれば、両岸関係の前途は明るくなる」と述べた。
中山陵(孫文陵)を参拝する呉伯雄主席一行
呉主席は同日午後、北京へ移動して賈慶林政治協商会議主席と会談。28日、胡総書記と会談した後、上海、江蘇省などを回り、31日に台湾に戻る。
(編集:章坤良 写真:中国新聞網)
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