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日本政府の招きに応じて、胡錦涛国家主席は明日から10日まで、日本を公式訪問する。胡主席は訪日期間中、天皇陛下と会見するほか、福田康夫首相とも会談を行う。また、日本の国会や政党の指導者及び各界の人々と幅広く触れ合い、日中関係を一層前に進めるよう突っ込んだ議論をし、共に関心を寄せる問題について率直に意見交換する予定だ。これに先立ち、日中関係学会理事、東京新聞・中日新聞前論説委員の川村範行氏に今回の胡主席訪日の意義などをネットで聞いた。

中日関係を語る川村範行氏(中央)=資料写真
――、胡主席が今回日本を訪問する際に、日本各界はどんな心境で胡主席の日本訪問を観ていますか?
中国の国家主席の日本訪問は1998年の江沢民主席以降、途絶えていたが、それ以来であり、21世紀に入り初めての訪日であることに意義がある。小泉政権時代の5年半にわたる政冷経熱を経て、2006年10月の安部首相の北京訪問による「氷を砕く旅」、それに続く翌07年4月の温家宝総理の訪日による「氷を溶かす旅」、さらに07年12月の福田首相による訪中、そして今回の胡錦濤主席の訪日により、日中首脳往来が完全に軌道に乗る。胡錦濤主席の訪日により、新たな日中関係を意味する「戦略的互恵関係」の枠組みを一層堅固なものにすることが期待される。
――中日両国間には直面する課題は?
東海ガス田問題や毒ギョウザ事件など、日中両国間には直面する課題があり、これを避けて通れない。さらに、チベット問題が加わり、一層複雑かつ微妙な時期である。
――今回の首脳会談でこのような問題が解決できますか?
両国首脳はこうした直面する課題について忌憚のない意見を交換し、お互いの考え方や要望を直接理解する好機であるととらえる必要がある。従って、首脳会談では直面する課題については結論を急がず、表面的な合意を得ようとしない方がいい。
――首脳会談に提唱したいことは?
歴史的にみて日中両国が初めて大国同士ほぼ対等の立場になったとの認識をもとに、首脳同士の忌憚のない意見交換を通じて、今後のアジアにおける安全保障、環境・エネルギー、食料問題、青少年・文化交流などの分野で両国の相互協力のあり方がどうあるべきか、という広く高い見地から共通の所感をまとめて、それを共同記者会見または共同記者コミュニケの形で発表することを提唱したい。
(聞き手:章坤良 写真も)
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