ギリシャ現地時間の3月24日、北京オリンピックの聖火採火式がオリンピアで開催されている最中に、パリに本部を置く3人の『国境なき記者団
』(Reporters Without
Borders)のメンバーが横断幕を挙げて乱入した。3人はすぐに警察に連れ去られ、『不当な行為』として現地の司法部門に告発された。
その後、中国外務省の秦剛・副報道局長は定例記者会見で、「聖火リレーを妨害、破壊しようとするいかなる行為も恥ずべきことだ。彼らは世界の人々の前で、自分たちが五輪精神に反し、世界の人々の共通の願いに反していることをさらけ出した」と非難した。
新華社は昨今、論評を発表し、「一部の政治目的を持つ国際組織がオリンピック採火式を妨害した行為は、神聖なオリンピック精神を汚すとともに、オリンピックを愛する全世界の人々の感情を傷つけた」と述べた。
新華社の論説は、「オリンピック聖火の採火式が終わった後、北京オリンピック組織委員会の公式ホームページには20余りの国や地域の5000余り人から書き込みがあった。彼らは、北京とオリンピックを祝福するとともに、不当な行為を非難した。」と論評した。
聖火リレー第一走者のアレクサンドロスさん
24日、採火された火は古代オリンピア競技場の入り口で、聖火リレー第一走者のアテネ五輪テコンドー男子銀メダリスト、アレクサンドロス・ニコライディスさんに引き継がれた。
聖火リレー第二走者の中国女子競泳の元五輪金メダリスト羅雪娟さん
ニコライディスさんはトーチを持って競技場からクーベルタン記念碑まで走った。そこで中国女子競泳の元五輪金メダリスト羅雪娟さんが聖火を引き継いだ。この時、中国の「平泳ぎの女王」と呼ばれた羅さんは歴史をつくった。ギリシャ国内の聖火リレーに参加する北京五輪主催国初の走者となった。
(編集:章坤良 写真:中国国際放送局)
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