日本沖縄県出身、県系人事業家のネットワーク、WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)の第11回世界大会が19日、上海市内のホテルで開催された。同大会は中国で開催されたのははじめて
。
挨拶する在上海日本国総領事館の石井哲也首席領事
開会セレモニーに、沖縄県知事の仲井真弘多氏が、「経済成長が進む中国、其の中でも特に経済目覚しく、世界経済の存在になりつつある上海でのWUB世界大会は、沖縄と世界各地の更なる経済・文化交流のきっかけとなる大変意義深いものになると確信しております」と祝辞を送った。
代表発言を司会するロバート・仲宗根氏(左から二人目)
WUBインターナショナル創設者ロバート・仲宗根氏が席上、「世界のウチナーンチュコミュニティは、ビジネス、教育、音楽、踊り、文化、親族分野にこの道を活かすことが出来ます、10周年のこのときは、過去を振り返り、未来へ目を向ける好い機会です」と挨拶した。
中国の民族楽器で「四季の歌」を演奏する上海虹楽団
同日、中国のシンクタンク・上海国際問題研究所学術委員会副主任の呉寄南(ウ・チーナン)氏が、「中国・上海経済の躍進とこれからの沖縄」と題し基調講演した。
講演する呉寄南氏
呉氏は講演で、「中国経済の躍進は、世界の中で一番大きな変化の一つである」、「上海は蘇る国際都市として、長江デルタ地域経済の牽引車となりつつある」、「中国、上海経済の躍進と沖縄の経済関係の展望」を展開してから、人民元の動きや、環境保護問題など、ウチナーンチュらの関心事に対し、熱心に応えた。
会場
そのほか、ウチナーンチュネットワークの活用方法や県主催の「沖縄経済特区セミナー」も開かれた。大会には日本国内や南米など十二支部、百二十人以上が駆け付けた。
(章坤良 写真も) /DIV>
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